ママライターが感動!NEOお子さまランチ:カトマンドゥカリー PUJA(プジャ)「お子様ランチ」

2016.08.01 449号 05面
お子様ランチ(年齢×100円) ジュースは、オレンジジュース、アップルジュース、ラッシーの中から1杯選べる

お子様ランチ(年齢×100円) ジュースは、オレンジジュース、アップルジュース、ラッシーの中から1杯選べる

 ◇料金=子どもの年齢×100円 日本人の舌に合わせたコク オーダーがスムーズに

 大阪府高槻市にユニークな価格設定の店がある。カレー専門店「カトマンドゥカリー PUJA(プジャ)」だ。お子さまランチの料金が、3~6歳は「年齢×100円」、小学生は一律600円という。ランチのナンが食べ放題の同店は、子どもが小さいと、親のナンをもらって、子どものオーダーがないことがあった。対策として考えたのが、年齢×100円だった。

 ◆料理内容:年齢は子どもに聞く

 お子さまランチの内容は、大人の甘口カレーよりマイルドなカレーと、子ども用の小さめのナン、スープ、ジュースのセット。

 料金は、2歳までは無料。3歳からは食欲が出てくる子が多いため、料金を設定した。小学生になるまでは、年齢×100円。年齢確認は、子どもに「今、いくつ?と、聞くと、元気よく教えてくれます」と、オーナーのプジャさん。

 価格が一律だったころは、1人ワンオーダーをお願いしても、「前はよかったのに」、「ほとんど食べないから」などと言われることがあった。現行の価格にしてからは、オーダーがスムーズに取れるようになり、スタッフのストレスが減った。

 ◆店の特徴:玉ネギ年間6t

 店名のカトマンドゥは、ネパールの首都。プジャは、ネパール語で「祈り」という意味であり、オーナーの名前からとった。

 料理は、ネパール出身のシェフが作る本格派。現地の味わいに、日本の味覚を融合させた。カレーは、独特のスパイスが効いた深く濃い味わい。水も小麦粉も使わず、たっぷりの玉ネギとトマト、スパイスを中心に作る。玉ネギは淡路島の契約農家から、トマトは地元高槻市で採れたものを使用。ナンは、水と小麦粉だけでなく、乳脂肪分の高い牛乳や砂糖を加えて、コクや甘味をプラスしている。

 ◆店主の思い:回転率を上げるアイデア

 料金の工夫をしているのは、お子さまランチだけではない。ランチの予約は、開店時間の11時のみ受け付け、100円割引きをしていること。「狙いどおり、主婦の方たちがきてくれます」と、プジャさん。大体1時間で帰るので、昼休み時間しかない近隣の会社員たちが12時に来店しても、大丈夫。効率のいい回転率アップにつながっている。

 今年3月、大阪にある万博公園で西日本最大級のカレーの祭典「カレーEXPO」が開催された。同店は、3日間で2500食を売上げ、全30店舗中トップの売上げを記録した。秋の「カレーEXPO」にも参加する予定だ。

 ●企業メモ

 所在地=大阪府高槻市群家新町1―30/開業=2007年12月/オープン=ランチ午前11時~午後3時(LO)、ディナー午後5時~10時(LO)/坪数・席数=約20坪・26席/1日平均客数=平日80人前後、土・日・祝日120~170人/平均客単価=昼1,000円、夜2,000円

 ●愛用食材

 「フェンニューグリーク リーフ」 HARMONY(東京都世田谷区)

 ネパール料理には欠かせないスパイス

 すりつぶして、カレーやスープの仕上げに入れる、必要不可欠なスパイス。香りに深みが増す。医食同源のネパールでは「血圧を下げる効果があると言われています」と、プジャさん。ネパールでは「カストロメティ」という

 規格=500g(常温)

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