USA発この食材に注目!レーズン ワイン原料のブドウから作るレーズン

2017.06.05 460号 14面
左から順にカベルネーズン、シャルドネーズン、メルレーズン

左から順にカベルネーズン、シャルドネーズン、メルレーズン

 レーズン(RayZyns)

 ワイン・レーズン・カンパニー(The Wine RayZyn Company)

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 ●アルコールなしにワインの味覚を楽しみ、ワインの効用も摂取 パリパリした食感のスーパーフード・スナック

 ワイン・レーズン・カンパニーは、カリフォルニア・ワインで有名なナパで、3世代にわたってワイン用のブドウを栽培している家族経営の会社だ。特許出願中の特別な方法で、栽培したワイン用ブドウを種や茎も一緒に乾燥させ、「Ray Zynレーズン」というスーパーフード・スナックを製造している。

 白ワインの原料となる緑の果皮のシャルドネのブドウから作る「シャルドネーズン」、赤ワインの原料となるカベルネから作る「カベルネーズン」、そして、やはり赤ワインの原料になるメルローから作る「メルレーズン」の3種。アルコール分なしに、それぞれのワインの風味を楽しむことができる。

 シードレスのトンプソン種のブドウで作る一般のレーズンは、ソフトで糖分が多いが、同品は、付けたままの茎がコルク栓の役割を果たして、実の栄養成分を閉じ込めるため、繊維、ポリフェノール、抗酸化物質、フラボノイドに富み、また残したままの種がナッツ風味も醸し出し、しかも、ポリポリした食感を楽しむことができる。

 ニューヨークのシェフが、食材としてクリエイティブな料理に使い始め、注目を浴びている。

 (注)米国での販売事例であり、日本国内での販売は未確認です。

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