業務用加工食品ヒット賞 洋食部門:創味食品「創味のカレー」
野菜カレー
焼きカレー
カレードリア
カレーうどん
◆じっくり煮込んだ本格カレー 現場の手間暇肩代わり
創味食品の「創味のカレー」は開発に3年をかけた本格的欧風カレーソース。牛肉のフォンをベースに、香ばしい特製ルウ、ソテーして甘さを引き出した玉ネギ、芳醇(ほうじゅん)なスパイスをじっくり煮込んだ手間のかかった逸品だ。
中食・外食市場をターゲットに据えた同社初の定番業務用カレーは、独自の加工技術を使い、本格的な風味ながら、奇をてらった味ではなく、広く万人受けする味わい。玉ネギや牛肉などの具材が溶けたさらっと仕立てのカレーで、口に含むとすぐに玉ネギの甘味が広がり、続いて奥行きのあるブイヨンとスパイスが追いかけてくる。シンプルなようだが独特のコクとスパイシーな風味が、食べるほどにじっくり時間をかけて煮込んだ味だと伝わってくる。
多数のカレー商品があふれる国内業務用カレー市場では後発の同品だが、同社は国内外食チェーンのPBや特注品を手掛けると同時に、米国を中心に海外では「SOMI CURRY SAUCE (ソウミ・カリーソース)」を展開するなど、カレー製造で着実な実績を持つ。その経験を生かした定番カレー開発に当たり、原材料厳選へのこだわりはもちろん、人手不足が課題の中食・外食産業に対して“手間をじっくりかける”ことをカギに据えた。入念な調査と研究を重ねて、これまで培った調合技術、製造ノウハウを駆使したため、開発には3年を要した。さらに、国民食でもあるカレーで、食べ手からも確固たる支持を得たいと、食べ飽きず、後引きしてスプーンを持つ手が進むよう、味もとことん追求した。
同社肝いりのカレーは2019年3月1日に社名の冠を付けて登場。温めるだけで本格的な欧風カレーを提供できるが、トッピング次第でオリジナル色も出せ、専門店でも提供できる。「一度決まるとなかなか変更がない」とされる業務用カレー市場で、専門店、外食チェーン、スーパー惣菜、ホテル、宅配チェーン、産業給食など幅広いルート・エリアで採用されて販路を広げている。発売3ヵ月の出荷数は累計60万食分と同社業務用新商品の中では過去20年でトップの売上げも記録した。同社では今後も市場ニーズをくみ取り、和洋中の幅広い業態で活用できる商品開発を進めていく。
規格=1kg平パウチ
●野菜カレー
旬野菜でオシャレに
(1)季節の野菜をカットして素揚げする。
(2)器にご飯と温めた「創味のカレー」を盛り付ける。十穀米を使えばヘルシー。
(3)(1)の野菜をトッピングすれば完成。
●焼きカレー
香ばしさで食欲増進
(1)耐熱皿に油をひき、ご飯を入れる。
(2)カットしたトマト、玉ネギ、鶏もも肉をのせて180℃のオーブンで10分焼く。
(3)「創味のカレー」とチーズを全体にのせ、さらに5分焼き、パセリを散らせば出来上がり。
●カレードリア
ホワイトソースでマイルドに
(1)耐熱皿にバターをひき、ご飯を入れる。
(2)ウインナー、湯通ししたブロッコリー、ゆで卵を盛り付け、ホワイトソースをかけて180℃のオーブンで10分焼く。
(3)「創味のカレー」とチーズを全体にかけてさらに5分焼く。
●カレーうどん
自店のつゆを加えるだけ
(1)「創味のカレー」と同量のうどんつゆを合わせてかき混ぜながら温める。
(2)油揚げを加えてひと煮立ちさせ、ネギを加える。
(3)ゆでた麺に(2)をかける。