業務用加工食品ヒット賞 洋食部門:創味食品「創味のカレー」

2019.09.02 487号 05面

野菜カレー

野菜カレー

焼きカレー

焼きカレー

カレードリア

カレードリア

カレーうどん

カレーうどん

 ◆じっくり煮込んだ本格カレー 現場の手間暇肩代わり

 創味食品の「創味のカレー」は開発に3年をかけた本格的欧風カレーソース。牛肉のフォンをベースに、香ばしい特製ルウ、ソテーして甘さを引き出した玉ネギ、芳醇(ほうじゅん)なスパイスをじっくり煮込んだ手間のかかった逸品だ。

 中食・外食市場をターゲットに据えた同社初の定番業務用カレーは、独自の加工技術を使い、本格的な風味ながら、奇をてらった味ではなく、広く万人受けする味わい。玉ネギや牛肉などの具材が溶けたさらっと仕立てのカレーで、口に含むとすぐに玉ネギの甘味が広がり、続いて奥行きのあるブイヨンとスパイスが追いかけてくる。シンプルなようだが独特のコクとスパイシーな風味が、食べるほどにじっくり時間をかけて煮込んだ味だと伝わってくる。

 多数のカレー商品があふれる国内業務用カレー市場では後発の同品だが、同社は国内外食チェーンのPBや特注品を手掛けると同時に、米国を中心に海外では「SOMI CURRY SAUCE (ソウミ・カリーソース)」を展開するなど、カレー製造で着実な実績を持つ。その経験を生かした定番カレー開発に当たり、原材料厳選へのこだわりはもちろん、人手不足が課題の中食・外食産業に対して“手間をじっくりかける”ことをカギに据えた。入念な調査と研究を重ねて、これまで培った調合技術、製造ノウハウを駆使したため、開発には3年を要した。さらに、国民食でもあるカレーで、食べ手からも確固たる支持を得たいと、食べ飽きず、後引きしてスプーンを持つ手が進むよう、味もとことん追求した。

 同社肝いりのカレーは2019年3月1日に社名の冠を付けて登場。温めるだけで本格的な欧風カレーを提供できるが、トッピング次第でオリジナル色も出せ、専門店でも提供できる。「一度決まるとなかなか変更がない」とされる業務用カレー市場で、専門店、外食チェーン、スーパー惣菜、ホテル、宅配チェーン、産業給食など幅広いルート・エリアで採用されて販路を広げている。発売3ヵ月の出荷数は累計60万食分と同社業務用新商品の中では過去20年でトップの売上げも記録した。同社では今後も市場ニーズをくみ取り、和洋中の幅広い業態で活用できる商品開発を進めていく。

 規格=1kg平パウチ

 ●野菜カレー

 旬野菜でオシャレに

 (1)季節の野菜をカットして素揚げする。

 (2)器にご飯と温めた「創味のカレー」を盛り付ける。十穀米を使えばヘルシー。

 (3)(1)の野菜をトッピングすれば完成。

 ●焼きカレー

 香ばしさで食欲増進

 (1)耐熱皿に油をひき、ご飯を入れる。

 (2)カットしたトマト、玉ネギ、鶏もも肉をのせて180℃のオーブンで10分焼く。

 (3)「創味のカレー」とチーズを全体にのせ、さらに5分焼き、パセリを散らせば出来上がり。

 ●カレードリア

 ホワイトソースでマイルドに

 (1)耐熱皿にバターをひき、ご飯を入れる。

 (2)ウインナー、湯通ししたブロッコリー、ゆで卵を盛り付け、ホワイトソースをかけて180℃のオーブンで10分焼く。

 (3)「創味のカレー」とチーズを全体にかけてさらに5分焼く。

 ●カレーうどん

 自店のつゆを加えるだけ

 (1)「創味のカレー」と同量のうどんつゆを合わせてかき混ぜながら温める。

 (2)油揚げを加えてひと煮立ちさせ、ネギを加える。

 (3)ゆでた麺に(2)をかける。

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