名料理人直伝和牛焼肉のおいしい食べ技:野崎洋光氏 「万能薬味」を包んでシンプルに

2021.01.04 503号 20面
「万能薬味」ショウガ、カイワレ大根、ネギ、大葉、ミョウガを千切りにして混ぜ合わせた。「牛肉と薬味の食べ合わせは抜群。和牛には和ガラシが合う」と、野崎総料理長。

「万能薬味」ショウガ、カイワレ大根、ネギ、大葉、ミョウガを千切りにして混ぜ合わせた。「牛肉と薬味の食べ合わせは抜群。和牛には和ガラシが合う」と、野崎総料理長。

焼いた牛肉で「万能薬味」を包み、和ガラシをのせ、醤油でいただく。大根おろし、おろしショウガを添えたり、海苔で巻いてもおいしい。

焼いた牛肉で「万能薬味」を包み、和ガラシをのせ、醤油でいただく。大根おろし、おろしショウガを添えたり、海苔で巻いてもおいしい。

 #元気いただきますプロジェクト特集

 日本料理店「分とく山」野崎洋光総料理長

 ●「万能薬味」

 ショウガ、カイワレ大根、ネギ、大葉、ミョウガを千切りにして混ぜ合わせた。「牛肉と薬味の食べ合わせは抜群。和牛には和ガラシが合う」と、野崎総料理長。

 ●技ありPOINT

 「万能薬味」をたっぷり用意

 和牛に合わせる味付けは「醤油+和ガラシ」が一番

 ●国産食材はやっぱりスゴイ!:力強い食材を国内でいただく豊かさ

 「身土不二」の考え方の通り、身体と土地は切り離せません。日本で育ったものを国内に住む人が食べる、というのが本来の食のあり方です。日本は環境に恵まれている国で、さまざまな食材が育ちます。これを鮮度がいい状態のまま、なるべく近くの地元で食べる。今は流通が発達し、日本国内なら食材の鮮度を保ったままで運べますから、その素材の力強い味わいを日本に住む人がおいしくいただきましょう。“豊かさ”というのは、そういうことだと思います。

 日本で育つ食材の優秀さは、海外でも高く評価されています。しかし、日本国内では安価を追求し、海外から運ばれる食材を敢えて選ぶ人も残念ながら多い。海外各国で認められている日本の食材の素晴らしさに、当の日本人が無頓着というのは非常にもったいないことです。日本の農業、漁業を産業として今後も残していくためにも、土地に根付いた食材を食べ、郷土食を愛し、ニッポン自慢、地元自慢を大いにしていきましょう。

 動画はコチラ↓

 https://www.youtube.com/watch?v=M4j4VM7Wac8

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