数字で読み解くフードサービストレンド:コロナ禍でピザはバカ売れ?

2021.01.04 503号 16面

 コロナ禍でピザが売れている? 本当にピザは売れたのか? どれくらい売れたのか? 数字から読み解いてみたいと思います。まず、エヌピーディー・ジャパンが提供する外食レシートデータ『フードサービスレシートトラッカー』でピザ専門店の利用者が増えたのか見てみると、日本全国15~59歳で2020年3~9月に、ピザ主要11チェーンを1回でも利用した人の比率は9.6%で、前年同期比は1.6ポイント増加しました。利用者数としては約20%増加しました。同期間の利用頻度は1.56回と横ばいだったことから、利用する人が増えたことでピザチェーンの客数が増加したことが分かります。

 外食・中食市場情報サービス『CREST』から、利用動向を見てみると、レストラン(宅配ピザ含む)のピザの喫食数は10%減少しました。では、なぜピザがバカ売れしたように感じたのでしょう? 実は、店内飲食が57%減、テイクアウト・出前が63%増となったからなのです。

 ピザは、居酒屋、ファミレス、イタリアンレストランで多く食べられていましたが、コロナ禍のため外食でピザが食べられなくなり、テイクアウト・出前でピザを買えるところに購入が殺到したのです。特に、女性60~79歳、男性40~59歳は、外食でのピザの店内飲食が減少し、テイクアウト・出前で大きく増加しました。また、子どものピザ喫食が増加しました。

 依然として居酒屋離れが続くとみられ、居酒屋やイタリアンレストランの代わりに、おつまみピザ、子ども向けファミリーピザのテイクアウト・出前販売は、今後も続けて需要があると考えていいでしょう。

 (エヌピーディー・ジャパン 東さやか)

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