山本純子のスゴイぜ!業務用冷凍食品(30)ニチレイフーズ「パリパリの春巻」
●進化を続けるパリパリ感 どんな食シーンでも大活躍
「パリパリでうれしいものは?」と食いしん坊仲間に尋ねてみたら、いろいろと出るわ出るわ。ポテチ、せんべい、ギョウザのハネ、焼そばの端っこ、焼き海苔、ピザのミミ、おこげ、もんじゃの最後の方…。「春巻を待っていた」と返すと、「それは理想!」「今言おうと思ったのに~」と相成りました。
そうです、春巻はパリパリがうれしい。なので、パリパリにこだわるニチレイフーズの春巻は、業界ナンバーワンを走り続けています。中でも今回ご紹介する「パリパリの春巻」は、1994年の発売以来の大人気商品。同社春巻の品揃えは、現在レギュラー品だけでも15品を数えますが、その中でもダントツの引き合いを誇っています。
魅力のポイントは1本35g、通常の春巻より少しだけ短いサイズであること。ランチにおつまみ、オードブル、お弁当にも惣菜にも、どんな食シーンにもマッチする、便利な春巻なのです。具材は8品目(タケノコ、玉ネギ、キャベツ、ニンジン、春雨、豚肉、ネギ、椎茸)と王道品目を網羅、自社製の上湯、醤油、オイスターソース、XO醤でしっかりとしたうま味のあるあんに仕上げているのが自慢です。
しかも、定番の人気に甘んずることなく進化を続けている優等生。2020年春には大幅リニューアルを実施、「熟練り製法」(特許出願済)を開発・導入して、より一層のパリパリ感を実現しています。それはいわば、春巻皮の伝統的な製法の再現。しっかり練った生地で密なグルテン構造を形成することで、具の水分移行が抑えられる。つまり、皮のパリパリがしっかりと保持できるのです。
ついでといっては何ですが、今年春に進化するお惣菜春巻「點心(てんしん)春巻」(1100g=20本入)も注目したい逸品。真ん中と端っこの色ムラ解消という課題にチャレンジして、皮の配合を見直し、全粒粉を配合することでムラをなくし、さらに揚げ色の艶感アップを実現しました。たっぷり10種の具材、パリッと軽い食感という特徴はそのまま、焦げの一歩手前の食欲をそそる揚げ色です。
うまい! 何事も春巻のごとく、パリッと歯切れよく、中身は濃くといきたいですねぇ。
●商品概要
ニチレイフーズ「パリパリの春巻」
規格=350g(10本入)/6袋×4合
★ここがスゴイ!
伝統の皮に迫る「熟練り製法」