業界TOPICS:食団連第3回総会開催、目標は「飲食専門省庁」新設
日本飲食団体連合会(食団連)は11月、オークラ東京で第3回総会、懇親会を開催した。来賓を含む出席者は138人。飲食業を応援する議員連盟会長の麻生太郎自民党副総裁、立憲民主党・泉健太代表、日本維新の会・馬場伸幸代表、国民民主党・玉木雄一郎代表など各党の議員も出席し、小池百合子東京都知事もビデオレターでメッセージを寄せた。
開会のあいさつは食団連の佐藤裕久副会長が登壇し、「コロナによる外食産業の危機でわれわれは集ったが、未来に向けて業界の収益性の向上、安全な食に対する責任というスタンスで今後も活動を続ける。飲食業を志す若者にしっかりとした道筋をつけたい」と語った。
今期の活動、全国支部拡大の状況、新理事就任などについては、食団連の高橋英樹理事が報告。来期の活動報告は山下春幸副会長が登壇し、食団連のミッションとして「食文化を未来につなぐ」「外食産業の価値向上」を挙げた。その上で、今後注力する長期目標として「外食産業は農林水産省管轄の下部に位置し、予算も相当低い。飲食業への支援や業界の活性化など飲食専門の食産業省庁の設立を実現させたい」と強調した。
続いて開催された懇親会では、秋元巳智雄専務理事による「コロナ禍の3年間、本当にお疲れさまでした」とのあいさつで始まり、飲食業が一致団結する必要性とさらなる支援、協力を呼びかけた。