この焼肉弁当箱に注目!:計算し尽くされた焼肉専用! 使い勝手と高級感を両立
◆現代の外食トレンドは焼肉弁当 テイクアウト強化と食品ロス削減でプラスオン
法人客の大口受注を開拓!
テイクアウト弁当の需要が増える中、焼肉弁当の売れ行きが好調という店は多い。しかし、焼肉弁当を販売するにあたって「焼肉弁当に適当な弁当箱がない」というのが実情だ。焼肉店の現場取材では、(1)仕切りが不適当(2)ご飯スペースが狭い(3)高級感が弱い、といった既製品に対する不満が聞こえてくる。
そこで日本食糧新聞社は、焼肉業界の悩みを解決する「焼肉弁当専用箱」を開発し、グループ会社のニッショク映像から発売した。
使い勝手と高級感を両立した本品は、売価1200~2000円の焼肉弁当を想定したオリジナル特注品。本体トレー、中蓋、副菜トレー、外箱、ラメゴムが一体化する組み立て式で、金色オリジナルロゴ(箔押し)まで基本料金に含まれている。
本品を活用すれば、焼肉弁当のテイクアウト戦略は万全。個人客から口コミが広がり、法人客の大口受注に発展すること請け合い。さらにイートインの食べ残しを持ち帰ってもらう「焼肉ドギーバッグ」にも最適だ。
●「持ち帰り容器」で広がる可能性
消費者の食行動の変化で、テイクアウト弁当のニーズは年々高まっている。また、19年に閣議決定された食品ロス削減推進法の施行に伴う食べ残しの意識改革も徐々に進んでいる。テイクアウトの強化と食べ残しを減らす対策を両立させる試みとして、キーワードとなるのが「持ち帰り容器の活用」だ。
●ドギーバッグ好評
とある有力焼肉店は2020年5月、コロナ禍の打開策として焼肉弁当のテイクアウト販売を打ち出し、前年実績を上回る健闘を続けた。その際、意外にも好評を得たのが、テイクアウト容器を流用活用してイートインの食べ残しを持ち帰ってもらう、いわゆるドギーバッグの提案だ。弁当容器に白飯と副菜を詰めた場合は300円。それに残った焼肉をのせれば本格的な焼肉弁当になる。
同店の社長は「当時、焼肉弁当は法人客、精肉はバーベキュー需要を開拓した。今後も間違いなく焼肉弁当は成長する」と語り、「持ち帰り容器があれば、食べ残しの心配がなくなり、もう一品を気軽に注文できる。今は店により日販2~5個ぐらいだが、イートイン集客が通常に戻ればさらに増えるはず。客単価アップの即戦力として期待できる」と説く。
●レギュラー昇格へ
同店のようなテイクアウトの販路開拓とイートインの注文喚起を両立する発展的な試みが注目され始めている。有力包材筋は「コロナ禍に起きた外食の容器需要は、苦肉の策からレギュラーに昇格した。外食のテイクアウト需要は、多くの店が新たな商機を見つけておりアフターコロナの躍進が期待される」と見る。
●大手チェーンも続々
かたや19年、食品ロス削減推進法が閣議決定され、外食産業では食べ残しを減らす持ち帰り容器の導入が加速している。デニーズ、すかいらーくG、ロイヤルホスト、ワタミは20年、矢継ぎ早に持ち帰り容器の無料提供を公表した。メニューブックやタッチパネルで表示するなど周知を進めており、追随による業界の標準化も必至だろう。
●注文数アップの好機
ドギーバッグ普及委員会の委員長を務める愛知工業大学の小林富雄教授は、「国内の食品ロスは年間約600万t、そのうち外食の食べ残しが約80万t。かねて食べ残しの持ち帰りは、法律的に支障がなくても、衛生上の懸念から断られることが多かった。食品ロス削減に持ち帰り容器は不可欠だが、逆に考えれば料理の注文数を増やす好機でもある。持ち帰りたくなるような魅力的な商品開発が外食産業の発展をリードする」と説く。
◆焼肉弁当箱
企画:(株)日本食糧新聞社
販売:ニッショク映像(株)
お問い合わせ=TEL 03(3537)1305
◎セット内容
本体トレー、中蓋、副菜トレー外箱、ラメゴム、箔押しロゴ
※すべて個別販売できます
◎使用素材
本体トレー:PPF製 中蓋、副菜トレー:OPS製 外箱:紙製