外食ラーメントレンド予測:東洋水産「まぜ麺用中華麺」ほか
●まぜそば、市場に定着 バラエティー化で通年化進む
低温食品部 冷食企画課 課長 伊規須道太氏
まぜそばが市場に定着し、定番メニューになったと感じています。人気が定着した理由は、通常のラーメンよりも麺量が多くボリューム感があることと、具材のトッピングが自在で付加価値を付けやすいことがあります。また、卓上に調味料を置いて喫食者がお好みにアレンジできることなどが挙げられます。ラーメン店でまぜそばの定番化が進んだため、量販店の惣菜売場でも品揃えが充実してきています。
当社が2020年に発売した「まぜ麺用中華麺」も発売当初はコロナ禍ということもあって苦戦しました。しかし、現在は経時変化に強く、麺がほぐれやすいことから外食・給食・惣菜と多くの業態で好評です。また、解凍してかけるだけと利便性の高い、具材入りの「具っと便利!」シリーズ「汁なし担々麺の具」「ジャージャー麺の具」が好調です。2品は春夏をイメージしたメニューですが、秋冬向けとして「具っと便利!」シリーズに「台湾まぜそばの具」を新たにラインアップ。また、「にんにくまぜそばの素」を新発売し、まぜそばの通年定番化を提案していきます。
●東洋水産のイチ押し
経時に強い麺と具材入りタレをセットで
「まぜ麺用中華麺」
まぜ麺に適した太麺タイプ。経時に強く、麺のほぐれがよく、おしいさも出来たてのまま。
規格=1kg/冷凍
「具っと便利!台湾まぜそばの具」
魚粉を利かせたうまみのある台湾ミンチ風の具材入り。解凍してかけるだけ。
規格=85g、425g/冷凍
●トレンドポイント
満足感と付加価値アップ両立のまぜそば定着
まぜそばの通年化進む