多忙でも読める外食ニュース

2026.01.05 563号 09面

 ●モロッコ発コーヒー店 銀座に日本1号店開業

 東急グループの飲食事業会社である東急グルメフロントが、昨年フランチャイズ契約を締結したモロッコ発祥のコーヒーブランド「Bacha Coffee(バシャコーヒー)」の日本1号店を東京・銀座に出店。同ブランドは1910年の創業で、現在はアジアや中東、欧州など10カ国以上に店舗を構える。銀座の店舗は、1階がコーヒー豆のブティックとテイクアウト販売、2階と3階は40席のコーヒールームで、喫茶だけではなくフードメニューも提供する。

 解説=同ブランドは、世界各国の産地から調達した100%アラビカ種のコーヒー豆を200種類以上の製品として販売するほか、コーヒーの関連グッズなども取り扱う。また、オンライン販売では世界60カ国に提供しているという。

 ●CCCがスタバとコラボ ラウンジ型カフェ出店

 カルチュア・コンビニエンス・クラブの展開するラウンジ型コワーキングスペース「SHARE LOUNGE」が、「スターバックス コーヒー」と提携した新業態「LOUNGE&CAFE」の1号店を東京・吉祥寺の商業施設に出店した。同店は、それぞれの専用客席と共通で利用できる客席が同じフロア内でシームレスにつながる店舗。両社は、2003年に開業した東京・六本木の店舗から「BOOK&CAFE」として協業を開始し、現在は約100店舗を数えるという。

 解説=時間料金制や月額サブスクリプション型のシェアスペースは全国に広がっているが、それらは、ほぼすべてが飲料・飲食サービスを前提としたものだ。シェアスペースの普及はカフェ業界にとっても事業機会の拡大につながる。

 ●吉野家HD組織再編 事業会社6社を統合

 吉野家ホールディングスは、これまで全国で6社に分かれていた事業会社を統合し、1社の事業会社に集約する組織再編を実施すると発表した。新たに吉野家準備会社という子会社を設立し、既存の吉野家、北日本吉野家、中日本吉野家、関西吉野家、西日本吉野家、沖縄吉野家という事業会社6社の事業や権利義務などを吸収合併により継承。その後、新会社は社名を吉野家に変更する。トップマネジメントによる「意思決定を一元化し、迅速かつ強力な執行体制を構築」することが狙い。

 解説=同社は現在、「牛丼」以外の新たな事業の柱を確立するプロセスを模索しているのだろう。今回の組織再編は、牛丼事業にかかる軸足の重心をずらし、素早い態勢の切り替えを可能にするための準備であるようにも思われる。

 ●外食産業記者会選出「外食アワード2025」

 外食産業記者会が選ぶ「外食アワード2025」の受賞者が決定。外食事業者では、すかいらーくグループ入りした資さんの代表取締役会長崎田晴義氏、「なだ万」のグループ化を果たすなど和食の可能性を広げたONODERAフードサービス代表取締役社長の長尾真司氏、エー・ピーカンパニー副社長を経て、飲食業にとどまらないユニークな企業ミナデインを創業した大久保伸隆氏の3氏が選ばれた。食材事業者では、アサヒビール社長の松山一雄氏と浜田酒造会長の浜田雄一郎氏。

 解説=2025年を象徴する「外食キーワード」としては、物価高騰を受けた「令和の米騒動」や「全国最低賃金1000円超え」、メニュートレンドの「麻辣湯」「朝食市場の拡大」に加えて、話題の「生成AI」が選出された。

 ●シンガポールの老舗 東京にレストラン出店

 石川県金沢に本拠を置き、レモネードの「レモニカ」など独自の事業展開で知られるアイエムエムフードサービスが、シンガポールの老舗レストラン「CHATTERBOX(チャターボックス)」を東京・丸の内に出店。同店は1971年にオーチャード通りのホテルで創業。香港・フィリピン・マカオ・台湾に「チャターボックス カフェ」のブランドで出店しており、日本でもこの店名になるという。看板メニューであるシンガポールチキンライスのほか、代表的なシンガポール料理を提供する。

 解説=同ブランドは2022年夏に一度、カジュアル業態の「チャターボックス エクスプレス」として九州・福岡に上陸している。「福岡ドーム」球場に隣接する商業施設への出店であったが、23年の春ごろに撤退したようだ。

 ●フォンス、銀座に大型店舗を出店

 フォンスが、東京・銀座に145坪という大型の「THE CITY BAKERY」を出店した。同ブランドは銀座で2店舗目。2025年夏、九州・博多にオープンしたディナー対応の新業態「バー&グリル」を併設する。

 ●WDIの「サラベス」表参道に新店5号店

 WDI JAPANは、展開するニューヨーク発のレストラン「サラベス」の新店を東京・表参道に出店。同ブランドでは2017年の名古屋店から8年ぶり5店舗目となり、従来よりもディナー時間帯のメニューを充実させた。

 ●ホットランド傘下で焼肉×串焼きの新店

 ホットランドホールディングスの傘下で焼肉「昇家」などを展開する名古屋のショウエイが、新業態の「牛串 しょうや」を出店。ショウエイの和牛と、グループ企業である東京・調布「もつやき処 い志井」の串焼き技術をミックスした新ブランド。

 ●ウーバーイーツの代表、ゼネラルM交代

 ウーバーイーツジャパンの代表であるゼネラルマネージャーに、ユリア・ブロヴキナ氏が新しく就任した。同氏はロシアのキロフで生まれ、2011年に来日。18年に同社に入社して、21年からグロサリー・リテール事業を統括していた。

 ●オリジン東秀の新業態、鉄鍋焼きスパ店開業

 イオングループのオリジン東秀が、新業態「鉄鍋焼きスパゲッティ(ゲッティは太字)」を東京・立川に出店。中華鍋を使って高火力で調理するカジュアルなパスタ専門店で、特盛の600gまで麺を増量しても価格が変わらないことを訴求する。

 ●JR東日本クロスS、英国におにぎり店出店

 エキナカで「おむすび処ほんのり屋」を展開しているJR東日本クロスステーションフーズカンパニーは、英国の同社法人を通じて、ロンドン市内におにぎり店「TOKYO ONIGIRI」を出店。「ほんのり屋」は2002年、東京駅が1号店。

 ●ベイクルーズ、食の専門ビル開業

 ファッション店と飲食店を展開するベイクルーズが、東京・新宿に食の店舗で構成した「DIGS(ディグス)」を開業。1階はベーカリー、2階はカフェ、3階はバーガー系のダイニングとなる。これまでファッション店だったフロアを転換した。

 ●「I’m donut?」焼き菓子&カフェ店

 生ドーナツの「I’m donut?(アイムドーナツ?)」で知られるpeaceputが、人気ベーカリー「AMAM DACOTAN(アマム ダコタン)」ブランドの焼き菓子とカフェに特化した店舗を、既存の表参道店の隣にオープン。

 ●ムラサキスポーツ、サブスク型コーヒー

 スポーツ用品店チェーンのムラサキスポーツが、サブスクリプション型コーヒーのサービスを展開するAIフリーコーヒーと提携し、神奈川県の「ムラサキパーク 鵠沼海浜公園店」でカフェサービスを導入。AIフリーコーヒーは低価格なサブスクのサービスを提供する。

 ●ラーメン「天下一品」、米国にLA本店を出店

 京都生まれのラーメン店ブランド「天下一品」を運営する天一食品商事が、米国・ロサンゼルスのリトルトーキョーに「天下一品」のLA本店を出店。スープの特徴である濃厚な「こってり」感を“KOTTERI”と表現し、海外でも有名な京都という地名を打ち出す。

 編集協力:株式会社EATWORKS(入江直之、岡野恵子)

 http://www.eatworks.com/

 ※記事は一部の固有名詞を省略

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