山本純子のスゴイぜ!業務用冷凍食品(77)マルハニチロ「もっちり麺の焼きナポリタン」

2026.02.02 564号 04面
ここがスゴイ!=「一晩寝かせた麺の味」を追求

ここがスゴイ!=「一晩寝かせた麺の味」を追求

マルハニチロ「もっちり麺の焼きナポリタン」 規格=1kg/6袋×2合、250g/20袋×2合

マルハニチロ「もっちり麺の焼きナポリタン」 規格=1kg/6袋×2合、250g/20袋×2合

 ●「昭和レトロ」なメニューを手軽に 焼そばノウハウの実力!

 昨年は『昭和100年』の年で、さまざまな報道特集があり、冷凍食品も「昭和時代とは様変わり」といった視点で注目を集めました。例えば“油で揚げるだけになっていて便利”と昭和に生まれた冷凍コロッケが、レンジや自然解凍でもOKになるなど、昭和時代にはできなかったことがメーカーの開発努力によって実現しています。

 ところが食は不思議なもので、進化しつつもメニューは行ったり来たり。シニア世代が「昭和の味」を懐かしがり、若い世代にとっては新鮮な昭和レトロ。そんな昭和メニューの代表選手が「ナポリタン」でしょう。

 第一次イタメシブームは昭和から平成へと変わる時期でした。懐かしいバブル期。ナポリタン? とんでもない、パスタはアルデンテでなきゃと、歯応えのあるスパゲティを咀嚼したものです。若かったなぁ。

 ところが、日本人の舌に染み込んだ、もっちりケチャップ味、真っ赤なナポリタンは消え去ることなく、平成時代も愛され、この令和には、かえって人気が再燃しているのです。もっちりは、もはやトレンド。

 マルハニチロでは昨年、人気商品「もっちり麺の焼きナポリタン」を約4年ぶりにリニューアルしました。食感自慢の自家製麺ナポリタンは、高リコピンケチャップを配合。「追いケチャップ製法」でトマトの赤さと甘酸っぱさが利いているのが特徴。そのおいしさはそのままに、トマトソースの色合いをより明るくして、見た目からもおいしさを醸し出しています。

 今回取材で、改めてこの人気商品のヒミツを知りました。一つはお酒のアテも意識している甘くて濃い味づくり。もう一つは麺の独自ノウハウです。おいしいナポリタンは、ゆでた乾麺を一晩寝かせて作るという技があるそうですが、工場では難しい。ならば製麺技術で成し遂げようと研究を重ねた結果、中華麺のようにかんすいを使用することで、弾力のあるもっちり感を実現したとのこと。もちろん、同社人気カテゴリーの焼そばと同様、回転大釜で焼き炒め、本格的に仕上げています。

 難しいことを成し遂げる。これぞ商品開発の醍醐味。

 さて、マルハニチロは3月1日から社名をUmios(ウミオス)に変更します。ルーツである海(umi)を起点に、人々や社会、地球と一体となって(one)、「食」を通じて地球規模の社会課題解決(solutions)に挑むという強い思いを込めています。

 ●ここがスゴイ!=「一晩寝かせた麺の味」を追求

 ●商品概要

 マルハニチロ「もっちり麺の焼きナポリタン」

 規格=1kg/6袋×2合、250g/20袋×2合

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