数字で読み解くフードサービストレンド:もっと提供してほしい味 女性はチーズ、男性はニンニク
消費者にとって外食や中食でもっと提供してほしい味・食材は? サカーナ・ジャパン(エヌピーディー・ジャパンから社名変更)が提供する、外食・中食市場情報サービス「CREST」で、2023年1~10月に聴取した「外食や中食(外食のテイクアウト、コンビニ、スーパーなど)で、もっと提供してほしいと思うものは何ですか?」という質問の回答結果を見てみましょう。
味・食材として、醤油/味噌/だし/抹茶/麻辣・花椒/ラー油/パクチー・コリアンダー/ハーブ/ショウガ/ガーリック・ニンニク/コショウ・ペッパー/塩/バター/チーズ/ホット・スパイシー/レモンの16種類から複数選択で回答してもらった結果は、男性は「ガーリック・ニンニク」が1位、女性では「チーズ」が1位でした。トップ3は男女とも順位は違えど同じもので、「ガーリック・ニンニク」「チーズ」「だし」でした。4位以下は男女で差があり、男性4位は「コショウ・ペッパー」、5位は「醤油」。女性4位は「レモン」、5位は「ショウガ」でした。女性が「チーズ」を理由に評価しているメニューのキーポイントは「たくさん」「合う」「濃厚」で、食材やメニューの組み合わせとしてはハンバーグが人気でした。男性が「ガーリック・ニンニク」を理由に評価しているメニューのキーポイントは「香り」「ボリューム」「肉」「辛さ・スパイシー」でした。
これらの消費者のニーズを、今年の新メニューやアレンジ、トッピングのヒントにしてはいかがでしょうか。
(サカーナ・ジャパン 東さやか)