ファンくる・モモちゃんのなるほど外食データ:家族の絆を深める外食
●子どもの年齢によって変化
家族との外食は、家族同士が互いに向き合うことができる貴重な時間だと感じています。私は昨年12月に出産し、新しい家族が加わったことでより一層その時間が大切に思えるようになりました。出産をきっかけに外食先選びにも変化があり、ベビーカーが入れるスペースがあることや、子どもが多少泣いても温かく受け入れてくれるお店を選ぶようになりました。
家族との外食において、子どもの有無や年齢によってお店選びなどは変わるのでしょうか。今回は、家族との外食について「ファンくる」会員953人(男性223人、女性730人)を対象に調査を実施しました。
調査の結果、家族構成にかかわらず、半数以上の人が「月に2~3回以上」、家族と外食をしていることがわかりました。「自宅でご飯を作りたくないとき」に家族で外食することが多いようです。特に、小学生以下の子どもがいる家庭では「ファミリーレストラン」が好まれ、子どもが成長するにつれて多様なメニューをコスパよく楽しめる「回転寿司」が選ばれる傾向が見られました。
重視されている点は「料理の味」と「料理のジャンル」で、特に「料理の味がおいしかった」ことは消費者の良い体験として印象に残りやすいことがわかりました。また、子どもを持たない家庭と比較して、子どもがいる家庭はコスパや店員のサービス、店内の雰囲気に敏感であり、良い印象がうれしい思い出として記憶されやすいようです。
今回の結果から、子どもの有無や年齢によって、わずかではありますが、外食の選び方に変化が見られました。また、良体験の結果から見ても、おいしい料理はただの食事としてではなく、家族の絆を深める特別な体験となります。多くの家庭にとって家族外食は単なる腹ごしらえではなく、日常の中の大切な時間になっているのではないでしょうか。
●ファンくる
国内最大級の顧客満足度向上プラットフォーム。お客さまのホンネを基に、効率的に顧客満足度を高めることが可能。定期的に意識調査も行っている。/運営=(株)ファンくる