築地いか本舗のススメ(3)イカリングフライ 使い勝手よくボリューム満点

2009.02.02 353号 22面

 イカリングのフライは料理としてはきわめてポピュラーなもので根強いニーズがある。形状の楽しさがあり、見た目のボリューム感も魅力で、幅広い客層に受容される利点もある。

 オカフーズのイカリングフライはまさにその特徴を十分に生かした食材で、特に揚げ色の鮮やかなことと、適度な肉厚からくるボリューム感、衣のカリッとした食感と香ばしさが際立っている。イカの歯切れもよく、食べやすいところも特徴だ。

 ただ、料理としてはなじみのものなのに、メニューとしての広がりはほとんどなく、単にフライしたものをソースで食べるという代わり映えのしない提供法になっているのは工夫が足りない。ソースにしても若向きにメキシカンタイプのサルサやエスニックタイプのチリソースといったパンチの効いたものにすれば、同じイカリングフライでも新しいファンが作れるはず。

 サラダと組み合わせてヘルシー感とボリュームアップを狙うのも一法だし、ブルーチーズソースやサウザンアイランドといったサラダ用ソースともピッタリマッチした味になる。また、低コストの割にはボリューム感がある点を生かし、定食メニューのプラスワン惣菜としても好適。焼き肉や焼き魚と組み合わせるだけで高付加価値メニューに変身するはずだ。

 ◆商品紹介「築地いか本舗 イカリングフライ」

 肉厚な胴肉だけを使用したイカリングを鮮やかなカラーパン粉で仕上げた冷凍イカリングフライ。弁当や給食、惣菜や居酒屋などで幅広く活用できる。指名買いの多いロングセラー商品。

 商品規格=1kg×5袋×2合

 ○問い合わせ=(株)オカフーズ(東京都中央区築地2-4-2、電話03・3543・9515)

 ◆イカフライサラダ

 ソースのパンチ力で若者ゲット

 ■参考売価=580円

 ■使用食材(1人分)=イカリングフライ(5本)キャベツ(千切り50g)レタス(千切り10g)キュウリ(スライス3g)赤玉ネギ(スライス5g)玉ネギ(スライス5g)パセリ(少々)マヨネーズ(20g)おろしニンニク(2g)ケチャップ(15g)フレンチドレッシング(10g)サラダ油(適宜)

 ■調理方法

 (1)イカリングは冷凍のままサラダ油で揚げる。

 (2)マヨネーズにおろしニンニクを混ぜてディスペンサーに入れる。

 (3)皿に野菜類を盛り、イカリングを添える。

 (4)ケチャップと(2)を絞りかける。

 (5)野菜類にフレンチドレッシングをかけ、パセリをあしらう。

 ■メニュー開発のコンセプト

 カリッと揚げたイカリングフライに、ニンニク入りマヨネーズのパンチのある味とケチャップの甘酸味がマッチしたボリュームのある若者向きメニュー。つまみ、定食主菜に向く。

 ■応用のヒント

 さらに豚カツソースを絞りかけてもおいしい。

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら