大根はたれをたっぷりと吸い、スプーンで簡単に切れるほど軟らかいが、皮付きで素揚げしているので型崩れしない

　もうやんカレーでは、「葱カレー」（1550円）、「鴨くんせいカレー」（1800円）、「炒め野菜カレー」（1100円）など、さまざまなオリジナルカレーがメニューに並ぶ。

　その一つ、「直角大根カレー」は、大振りの大根約4分の1本分、厚さ5cmほどの輪切り1.5枚分が、カレーソースの上にゴロッとのせられている。

　代表取締役の辻智太郎氏によると、直角大根カレーが登場したのは約4年前。豚の角煮をたっぷりとのせた「皮付き豚角煮カレー」の付け合わせとして、大量に仕込む大根に着目した。

　「もともと、おでんの大根とカレーは合うのではと思っていたので、大根とカレーの組み合わせに違和感はなかった」と辻氏。

　大根は素揚げし、だし、醤油を使っためんつゆに近い味付けのたれに染み込ませる。たっぷりと染みた大根は形が崩れやすいため、皮付きのまま使うのがポイントだ。

　一見すると大根はかなりのボリュームではあるが、醤油ベースの味付けはあっさりと食べやすく、「大根を堪能できるちょうどいい量」と、お客からも好評だという。

　「目玉焼き」や「焼きチーズ」といった追加トッピングも可能だが、直角大根カレーには「きのこ」（400円）がお薦めとのこと。

　◆「もうやんカレー246」（東京都渋谷区渋谷1-7-5、青山セブンハイツ1階）経営=（有）もうやんカレー／営業時間=ランチ午前11時半～午後3時、ディナー6時～11時半／定休=日曜日／ほかに新宿に2店舗、池袋に1店舗あり