海の幸と山の幸がたっぷりと詰まった宝石箱。開くときのワクワク感も演出できる。酒のつまみとしての人気も高い

　◆焼肉平城苑「キムチの宝石箱」1,200円（税込み）

　○商品特徴を表したネーミングの妙で人気定番メニューに

　1970年の創業以来、東京都内を中心に展開し、国産牛にこだわった焼き肉店としてファンの多い焼肉平城苑。

　約10年来の人気商品「キムチの宝石箱」は、生エビ、イカ、ホタテ貝柱、三ツ葉、リンゴ、クリ、クコの実を特製コチュジャンで作ったたれであえ、これを白菜キムチの葉で包み、食感のよい松の実、フライドガーリック、カシューナッツをトッピングしている。

　さまざまな具を包んだ、いわゆる「ポッサムキムチ」なのだが、キムチの包みを開いたときの色とりどりの様子を表し、「宝石箱」とネーミングしたことで、ポッサムキムチを知らないお客にも訴求しやすいようだ。

　コチュジャンは甘口を使い、中の具材にはリンゴやクリの甘露煮を合わせているため、辛さの中にやわらかな甘みがあり食べやすいと、特に女性客から支持されている。

　オリジナルのヤンニョム（特製だれ）に合わせた梅干しや山芋、セロリ、オクラなど、変わった素材で作るキムチも好評のため、今後も種類を増やしていきたいとのことだ。

　◆「焼肉平城苑」／経営=（株）平城苑／本社所在地=東京都足立区綾瀬5-15-2／店舗数=「焼肉平城苑」27店舗（2009年11月現在）