シェフの愛用食材:北極星心斎橋本店・田中哲男料理長「キッコーマンこいくちしょうゆ」
1922年創業の「北極星」は、オムライスの元祖として有名な洋食店。1984年に、現在のオムライス専門店のスタイルとなり、先代から現在の代表取締役総料理長の北橋茂登志氏へと、伝統の味が受け継がれている。
北極星では、大阪府内で約10店舗を運営しているが、その代表として人気を集めているのが心斎橋本店。田中哲夫料理長は、「北極星のオムライスは、子どもから大人までが楽しめる、まろやかであっさりした味わいが特徴。今後も、この味を守っていきたい」と話す。
同店では、15種類のオムライスを提供しているが、調理には、昔から伝えられてきた技術が生かされている。なかでも、ライスを炒めるときに使用されているのが、「キッコーマンこいくちしょうゆ」をベースにした調味液。水5に醤油2、酒3の割合で合わせ、ブランデーと料理用白ワイン少々をプラスして作られる、こだわりの調味料である。
「この調味液は、ご飯をほぐし軽く味を付ける、“隠し味”的な存在。下味を濃くすると、ほかの調味料を加えたときに味が変わってしまう。キッコーマンの醤油は、他社に比べて少し甘めなので、ケチャップなどと合わせても、相性よく使えます」と、田中料理長。
炒めるときに少量加えるだけという調味料ながら、老舗の味を支えるポイントのひとつである。
◆北極星・心斎橋本店 田中哲男料理長
たなか・てつお 1954年三重県生まれ。「橿原(かしはら)観光ホテル」入社後、鉄板焼きステーキハウス「ニュー松坂」を経て、1996年に「北極星産業」入社。2003年より北極星心斎橋本店料理長を務める。
店舗情報
北極星 心斎橋本店(大阪市中央区西心斎橋2-7-27)
◆キッコーマン「キッコーマンこいくちしょうゆ」
東京本社=東京都港区 野田本社=千葉県野田市
最も強い醤油香を有する、キッコーマンを代表する濃口醤油。醤油本来の鮮やかな色と、コクとキレのバランスがよい味、華やかな香りが特徴。汎用性に優れ、和・洋・中を問わず幅広い料理にマッチする万能調味料として活用できる。とりわけクセの強い肉や魚にマッチする。
(※キッコーマンHPの商品紹介から引用。)
規格=10リットルパック