シェフの愛用食材:仏蘭西舎 すいぎょく・藤井浩シェフ「マコーミック ケイジャンシーズニング」

2011.01.03 382号 22面
肉、魚、コメ、何にでも合う魔法のスパイス

肉、魚、コメ、何にでも合う魔法のスパイス

 ◆エキゾチックなアロマを楽しむ ケイジャン料理の決め手はこれ!

 フランス料理、エスニック料理。全くジャンルは違うが、この2つの料理には大きな共通点がある。それは、「スパイスが欠かせない」ということだ。

 「エスニック料理はスパイスを使って、あの食欲をそそる独特のアロマを楽しみますよね。フランス料理にもそれがあっても面白いのでは」と藤井シェフ。

 ルイジアナ州南部、ケイジャンと呼ばれる人々が住むその地の祖はフランス。フランス中西部出身の入植者たちが築き上げた土地だ。フランスには、さまざまなハーブがミックスされたエルブ・ド・プロバンスがある。ケイジャンシーズニングは、エルブ・ド・プロバンスをルイジアナ州の地元ハーブ、スパイスを混ぜ合わせ、再現したものともいえる。

 海に面したルイジアナ州は、魚介類が豊富だ。ゆえに、魚介との相性は抜群。藤井シェフのアミューズ・グールは、ケイジャンが少しかかった春巻き。揚げたての春巻きの中にはケイジャン風味のたたいたエビ。ほんのりしたスパイシーさが食前酒にぴったりだ。

 「特にホタテやエビに合います。肉は鶏肉がいいです。焼き鳥、唐揚げには最適ですね。そして、豚の角煮にもいいと思います。高級フレンチから居酒屋まで、さまざまな料理に活用できます」と藤井シェフは絶賛。

 寒くなるこの時期、藤井シェフはスープにケイジャンを入れると言う。ミネストローネや野菜のポタージュに一振りしてみてはどうだろうか? エスニックなアロマと風味が広がり、寒さを忘れさせてくれるはずだ。

 ◆ユウキ食品(東京都調布市)「マコーミック ケイジャンシーズニング」

 肉、魚、コメ、何にでも合う魔法のスパイス

 肉、野菜、香辛料が入ったルイジアナ州の炊き込みご飯「ジャンバラヤ」で一躍有名になったケイジャン料理。このケイジャン料理に使われる香辛料がケイジャンシーズニングだ。チリペッパー、クミンをはじめ、さまざまなスパイスがブレンドされ、一振りで、ほかの料理にはない、エスニック独特の風味、スパイシー感を料理に与える。肉、野菜、魚、何にでも合い、食欲がそそられるそのアロマは、若者に人気であることは間違いない。

 規格=18.5g、30g、270g

 ◆藤井浩氏のプロフィール

 ふじい・ひろし 「仏蘭西舎 すいぎょく」料理長 白川村迎賓館に12年間勤務後、渡仏。その後韓国にて、1年間料理、製菓、製パンの講師を務める。帰国後、仏蘭西舍すいぎょくの料理長に就任、現在に至る。

 ●店舗情報

 「仏蘭西舎 すいぎょく」 所在地=東京都板橋区板橋2-45-11

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