惣菜弁当の決め手:お惣菜のまつおか まるや八丁味噌「ゴールド赤だし」

2011.10.03 391号 05面

 ◆名古屋惣菜の風味とコクをくっきりと 隠し味としても料理に深みが増す

 「お惣菜のまつおか」は、1987年に名古屋三越栄本店に1号店をオープン。その後、順調に出店を重ね、北海道・札幌から九州・福岡まで各地の百貨店惣菜コーナーに3ブランド42店舗を展開。味噌カツ、手羽先、味噌おでんなど名古屋名物の家庭料理を主力に、「昔ながらのおふくろ惣菜」を掲げ、惣菜約30品、弁当約15品を揃えている。

 商品開発を担当する和田沙弥香さんが、商品づくりに欠かせない愛用食材として挙げたのが、(株)まるや八丁味噌の「ゴールド赤だし」だ。

 「私が入社する前から弊社で使っている食材です」と和田さん。もともと和田さんは味噌カツが苦手で、赤味噌もあまり食べたことのない食材だったそうだ。ところが「まだ入社する前に弊社の味噌カツを食べたときに、豚肉との相性がよくとてもおいしかった。今まで感じていた味噌カツのイメージがガラッと変わりました」と当初の感想を語り、「これをきっかけに赤味噌や名古屋料理全般に興味が広がった」と言う。

 「長期熟成ならではの濃褐色で濃厚な味わいと渋味が特徴です。大豆のうま味が凝縮した力強い味で、他の食材と合わせても味がぼやけません」と和田さん。

 「味噌ヒレカツ」「どて煮」「さばの味噌煮」「味噌おでん」など、名古屋名物商品の多くで使用されており、「隠し味として使用してもぐっと深みが増すので、ドミグラスソースなどにも使用しています」と、幅広く活用している。

 ●食材紹介:「ゴールド赤だし」

 (株)まるや八丁味噌(愛知県岡崎市八帖町)

 八丁味噌+米味噌で上品な風味

 二夏二冬熟成させる伝統製法で造られる八丁味噌に米味噌をブレンド。八丁味噌の深いコクと風味に、米味噌の甘味が加わった、上品な味わいが特徴。「赤だし」とあるが、いわゆる「だし入り味噌」ではない。同社の歴史は古く鎌倉時代の1337年にまで遡り、現在は欧米を中心に20ヵ国以上に輸出もしている。

 規格=ポリ樽4kg、箱10kg(常温)

 ●(株)まつおか 商品本部企画・販促部 和田沙弥香(わだ・さやか)

 九州、東京での店舗勤務を経て、現在、商品本部・企画販促部で弁当商品の開発を担当している。

 ●お惣菜のまつおか

 本社所在地=愛知県名古屋市中区大須2-23-38/店舗数=42店(2011年6月現在)

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