赤いピンクペッパーと黒い生コショウが麺を彩る。自家製チャーシュー、ミックス野菜とシュリンプを添えて提供する

　●コショウを麺に練り込む独自性が人気

　スリランカから独自に仕入れる有機栽培の生コショウを使った多彩な創作中華を提供する「独創的チャイナ食堂　胡椒饅頭KIKI」。

　看板調味料でもある黒コショウと白コショウを練り込んだオリジナル麺を使ったスパイシーな麺料理を提供している。「冷やし胡椒麺」は10年前から続く定番メニューだが、通年で提供しているという。その理由は、温かい麺よりも冷たいほうがコショウの風味が際立ち、コンセプトを訴求しやすいからだ。夏はランチを中心に平均15食、冬でも暖かい日には3食前後出るという。

　商品は汁なしタイプで、ゆで上げた胡椒麺にラー油、ネギ油、塩だれをブレンドした特製たれであえている。コショウからイメージする辛さは控えめで、さわやかな後味がくせになって食べあきない。麺の量は220gとボリューム満点で、昼は男性ビジネスマンの腹を満たし、夜は飲酒の締めに取り分けて食すのに最適。

　その他の冷やし麺メニューは、例年6月ごろから2品ほど導入する。「炎の冷やし担々麺」は毎年提供する夏の人気メニューで、加えて今年は「冷やしトマト麺」を準備中だ。

　◆「独創的チャイナ食堂　胡椒饅頭KIKI」経営=（有）林家商会/店舗所在地=東京都港区新橋1-18-15、佐伯ビルB1/店舗数=2店舗（2012年4月現在）