USA発この新食材に注目!:チーズペーパー チーズ専用の包装紙
チーズペーパー(cheese paper)
フォーマティカム(Formaticum)
●チーズを長期間おいしくキープ
ある展示会で、フォーマティカムのチーズペーパーと出合ったとき、まずは、なんとおしゃれなラッピングペーパーだろうと思った。しかし、触ってみると二層構造になっており、何やら意味ありげである。同製品は、実は、チーズをフレッシュにおいしく保つための機能性を持ったペーパーなのだ。
同製品に出合うまで、チーズは、乾燥を防ぐため、ビニール袋に入れていたが、実際は、水分の逃げ場がなくなり、チーズの表面にカビが生えて、台無しになってしまうという。また生き物であるチーズは、密閉されると、息ができなくなり、匂いがきつくなって、アンモニア臭がし始めるのだ。
同製品の内側にあるポリエチレンの多孔膜は、余分な湿気を逃がす働きをするが、外側にあるワックスペーパーは湿気を閉じ込めるので、水分がチーズの表面に留まることなく、二層の中に留まっており、チーズの乾燥を防ぐ。また、どちらの層も、酸素を行き来させることができるので、チーズが息をすることができる。
同品で包むと、チーズを長い間おいしくキープすることができる。しかも、見た目もおしゃれなペーパー。チーズの脂肪分の染みが付くまで、何度でも使うことができる。
(注)米国での販売事例であり、日本国内での販売は未確認です。