ウワサの新店舗:「輝け!品川ゴールデン横丁」 284席のフロアに9店舗集結

2021.09.06 511号 17面
各店ごとに空間が緩やかにつながっていて、少しレトロな居心地のいい雰囲気

各店ごとに空間が緩やかにつながっていて、少しレトロな居心地のいい雰囲気

 ●オトナの横丁が品川に誕生

 東京・品川駅港南口エリアに8月、4社9店舗が集結した新スポット「輝け!品川ゴールデン横丁」がオープンした。以前は、かばはうすホールディングスが展開する60坪・200席の大型炉端居酒屋を構えていたが、昨年の契約更新時に隣接する飲食店が撤退することを受け、同社の松田幸紀代表取締役は「隣接店が飲食以外の業態になると、集客に大きく影響する」と考え、スペースを拡張して複数の飲食店が軒を連ねる形の横丁スタイルを構想した。

 合計160坪・284席のフロアは2つのエリアに分かれ、「台湾・和食エリア」には台湾小皿料理、鶏料理、そばと天ぷら、カキとマグロ料理の4店舗が、「アジアン肉エリア」は、鉄板バル、煮込み串カツ、タイ料理、韓国料理、そして昭和の純喫茶&音楽バーの5店舗が出店。カテゴリーの異なる多彩な料理が楽しめ、「ミュージック喫茶+バー クリームソーダー」と横丁前の共有広場の席では、全店のメニューが注文可能だ。

 飲食店が集まる横丁スポットは都内にも複数あるが、「従来の横丁よりも少しアッパーな大人の層をターゲットにしている。また、料理内容には特に力を入れており、味で勝負する本格的な飲食スポットをイメージした」と、松田氏は話す。酒類提供や営業に制限があるこの時期のオープンについて、「この状況がここまで長引くとは思わなかった、というのが正直なところ」と苦笑するが、「まだ暗い話題が多い中、明るい話題を提供したかった」という。

 アフターコロナを見据えた予想集客数は、平日の昼は250人、夜は200人、土日は昼125人、夜100人で、目標月商は2350万円。コロナ下において酒類提供、営業短縮などの制限がある当面の間は、この3割程度の数字を見込んでいる。

 ●店舗情報

 「輝け!品川ゴールデン横丁」

 所在地=東京都港区港南2-3-13品川フロントビル地下1階

 【出店一覧】産直牡蠣と生まぐろ かば/自家製十割そばと揚げたて天麩羅 十割/元祖鶏ちゃん焼き ねじべえ/台湾酒場だんだん/煮込み串カツ 福介/鉄板バル和牛4番マーチン/屋台食堂センディーストリート/韓国屋台 鍋の店 韓チャン/ミュージック喫茶+バー クリームソーダ

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