アパレルに学ぶ盛り付けのヒント:25年春夏向け素材傾向 色はイエロー系、柄はストライプ

2024.05.06 543号 06面
クリーンな雰囲気のストライプに関心(サンウェル)

クリーンな雰囲気のストライプに関心(サンウェル)

 ●繊研新聞社調べ

 花冷えの季節が過ぎ、ようやく春夏商戦が本格化しています。一方、アパレルの素材(テキスタイル)は早くも、2025年春夏向けのトレンドが打ち出されています。色は柔らかなイエロー、柄はストライプやチェックが注目を集めています。昨年に続き、ニュアンスカラーのトレンドが続く一方、柄では花柄からの変化が見られます。

 繊研新聞社が商社やテキスタイルメーカーなどに実施したアンケート調査によると、注目の色は24年春夏に続きイエロー系が最も票を集めました。特にペールトーンやニュアンスカラーといった柔らかな色合いのイエローです。ブルーなど他の色でも全体的にスモーキーやくすんだ色調を推す声が多いようです。次いで多かったのはピンク系とブルー、ターコイズ。

 柄は、花柄が21年から続いた春夏のトップを明け渡し、ストライプが最も注目を集め、次いでチェックとなりました。花柄は3位でした。クリーンな雰囲気の先染めシャツ地に映えるストライプやチェックは、欧州の素材展でもしばしば見られました。

 具体的にはマルチカラーストライプやトラディショナルなチェック、オンブレーなど。ぼやけたようなあいまいな柄表現、むら、メランジなども挙げられています。

 (繊研新聞 取締役編集局担当 矢野剛)

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