ワケありの盛り付け:まるで玉手箱を開ける気分 薫製の香りをまとったカモハム
「平塚 肉バルSOLE」は、店名の通り肉系メニューがウリのイタリアンバル。「最初の頃は、バルっぽいお手軽メニューが欲しいと思い、焼き鳥のような串モノをいくつか提供していました。でも串を刺すのに意外と手間がかかって…。結局、カモ串が残ったのですが、ただ串に刺すだけでは面白みがないので、提供の仕方を考えていたときに、たまたまネット通販で家庭用の簡易薫製機を見つけて、コレだ! と思いました」と話すのは三好美樹雄オーナーシェフ。
下味を付けたカモ肉を真空パックに入れ、低温の湯せんで火入れをしてカモハムにする。これだけでも、つまみの1品として十分通用するが、「ご来店いただいたお客さまにワクワク感を提供したい」という三好オーナーの思いでこの演出に。蓋を開けた途端、薫製の香ばしい香りと共に、煙がフワリと立ち込める。歓声が上がり、スマホのシャッターが切られ、店内が盛り上がる。
工夫とアイデア、そして何より「お客さんに喜んでいただいたい」という思いで実現した盛り付けだ。
●店舗情報
「平塚 肉バルSOLE」
神奈川県平塚市宝町5-25 GAUDIビル別館1階