青果卸の旬奨銘柄:7月 つま正代表取締役社長・小山正和氏
◆ホーリーバジル
ガパオ以外でも 健康効果に注目
産地:各地 入荷時期:5月~10月 サイズ:各種 卸値相場:350円/50g/本
使用例:ガパオライス、炒め物、サラダ、ギョウザなど
スパイシーな強い香りが特徴でガパオライスには欠かせないハーブだ。エスニックな味わいが定着すると共に、国内栽培のフレッシュが安定して手に入るように。炒め物やギョウザといった料理にも活用されている。抗酸化作用など健康効果も注目される、夏にピッタリの味覚なので、ぜひ取り入れてほしい。
◆レモングラス(茎)
新鮮な国産 定番がエスニックに
産地:各地 入荷時期:7月~2月 サイズ:約20cm 卸値相場:350円/100g
使用例:トムヤムクン、カレー、ソテー、グリルなど
アジア料理で使われるレモンの香りのするハーブ。葉の乾燥品の流通が多いが、国内栽培のフレッシュな「茎」部分も手に入るようになった。タイ料理のトムヤムクンやベトナム料理のネムルイで使われるほか、スープや鶏唐揚げ、鶏・豚ソテー、魚料理に使うだけでエスニックな雰囲気満点なメニューが即完成する。
◆ハイゴショウの葉
生食OK コショウの風味
産地:福岡県など 入荷時期:6月~10月 サイズ:10~15cm 卸値相場:350円/15g(7~10枚)
使用例:ミヤムカム、ボーラロット、スープ、サラダなど
「チャプルー」とも呼ばれる、タイ・ベトナム料理の定番ハーブ。コショウのような香りがある。ハイゴショウの葉で干しエビや野菜を包むタイ料理「ミヤムカム」、牛ミンチを巻いて焼くベトナム料理「ボーラロット」など、具材を包む・巻く食べ方が主流だが、スープやサラダなどのアクセント使いも。
※卸値相場はあくまでも目安です。季節により変動します。
(株)つま正 横浜市神奈川区栄町88-1
横浜新興青果商業協同組合所属の青果卸。ホテル、高級飲食店、外食チェーンなど、横浜市内を中心に約1000店の顧客を持つ。