プロの食材活用 この食材でこの逸品:流行秒読み! アーモンドミルク アレンジ
健康志向が高まっている昨今、ソイミルクなどの植物性ミルクを導入するカフェが増えている。東京・表参道の「パンとエスプレッソと」でもカフェラテなどのミルクをソイミルク、オーツミルクに変更するアレンジを用意しているが、このほど「アーモンド・ブリーズ バリスタブレンド」(カゴメ)を知り、アーモンドミルクを使った新しいメニューの試作に取り組んだ。
●ラテアートも自在 ヘルシーな感じがうれしい
「パンとエスプレッソと」の野口大輔シニアマネージャーは、「アーモンド・ブリーズ バリスタブレンド」の味わいについて「さらっとしていて後味が軽く、とても飲みやすい。アーモンドがほのかに香って、味わいがやさしい。牛乳が苦手な方にも、自信を持っておすすめできます」と評価している。
同店のエスプレッソは自社焙煎の中深煎りブレンドで、日本人好みのやさしい苦味と風味が特徴。通常のカフェラテが人気なのはもちろん、ソイミルク、オーツミルクなどの植物性ミルクの変更オーダーも多いことから、今回植物性ミルクを合わせた新しいラテメニューの開発に「アーモンド・ブリーズ バリスタブレンド」を活用してみた。
「ソイやオーツなどの植物性ミルクはスチームすると気泡が大きくなり、エスプレッソとうまく混ざり合わないこともある。その点、このアーモンドミルクは植物性ミルク(※1)にもかかわらず、動物性ミルクと同じようにきめ細かくなめらかな泡に仕上がりますね」と、中島健店長。同品のさらさらとなめらかな性質は扱いやすかったそうで、「ラテアートがとてもやりやすい。エスプレッソとよくなじみますよ」と、中島店長はラテに仕上げた感想を述べている。
「アーモンド・ブリーズ バリスタブレンド」のアーモンドの香りとコクはエスプレッソとよく合い、「エスプレッソの風味にアーモンドの香りが負けず、ミルクのコクが加わって互いの良さが引き立ちますね。植物性ミルクはコクが足りなかったり、風味が苦手という方もいらっしゃいますが、同品は香りがナチュラルでコクもある。エスプレッソとの相性がとても良い植物性ミルクだと思いますよ」(野口シニアマネージャー)と言う。
アーモンドミルクのヘルシー感はアンテナ感度の高い層にも響くと見込み、海外で人気が広がっているが日本ではまだ珍しい「ミルクコーラ」も今回試作した。店オリジナルのクラフトコーラと「アーモンド・ブリーズ バリスタブレンド」を割った、炭酸とミルクの組み合わせが新感覚の一品だ。
「オリジナルのクラフトコーラとレモンに合わせてみたのですが、レモン+牛乳は通常は分離してしまいます。炭酸と牛乳の組み合わせも、牛乳が泡立って炭酸が抜けてしまう。でも、アーモンドミルクならそうした失敗がなく、イメージ通りに仕上がりますね」(野口シニアマネージャー)。
アーモンドミルクはそのヘルシー感からも海外では人気が高く、今後日本でも人気が広がることは確実だろう。「アーモンド・ブリーズ バリスタブレンド」は、新タイプのラテやドリンクのメニュー開発などに試してみる価値ありのアイテムといえそうだ。
※1 同一製造ラインにおいて動物性原料を含む商品を製造しています。原料の加工工程や全てをさかのぼった起源原料の確認はしていません。
●使用食材
カゴメ「アーモンド・ブリーズ バリスタブレンド」カリフォルニア契約農園のアーモンドを使用したアーモンドミルク。規格=1L(常温)
カリフォルニア契約農園のアーモンドを使用したアーモンドミルク。クリーミーな口当たりの泡立ちで、牛乳や豆乳と同様に活用できる。コレステロールゼロで手軽にビタミンEが取れ、いつものカフェラテもヘルシーに仕上がる。/規格=1L(常温)
●店舗情報
「パンとエスプレッソと」 東京都渋谷区神宮前3-4-9
行列ができる人気のベーカリーカフェ。“極限までバターを練り込んだ”という食パン「ムー」と、自社焙煎のエスプレッソが看板メニュー。
料理人=「パンとエスプレッソと」中島健店長
【写真説明】
「アーモンドミルクラテ」想定価格750円(税込み) 通常のミルクに代わる植物性ミルクのトッピングチョイスは、今やカフェにとって必須だろう。アーモンドミルクは味わいがよく、“ミルクの代替品”を超えた魅力があることから今後爆発的に広がりそうだ