うま味調味料「味の素」110年の節目
111年前の1908(明治41)年7月25日、昆布のうま味成分がグルタミン酸の塩(えん)であることを発見した、東京帝国大学の池田菊苗博士が「グルタミン酸塩ヲ主成分トセル調味料製造法」の特許を取得した。池田博士が同特許を取得した同じ年の9月、事業化を託された実業家の二代鈴木三郎助が同特許を池田博士と共有して新調味料の事業化を正式に引き受け、その翌年の5月20日、商品化・発売した。それが「味の素」だ。今年は「味の素」生誕110年に当たる。この節目の年に味の素社は創業の原点でもあるうま味調味料(MSG=グルタミン酸ナトリウム)についての誤解と風評の払拭(ふっしょく)に挑んだ。
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うま味調味料「味の素」110年の節目(下)不利益被る消費者
調味 2019.07.31うま味調味料(MSG=グルタミン酸ナトリウム)は、食材の下味付け、料理の仕上げ、だしの補完、味の安定、外食・給食での経費と手間の節約、減塩食をおいしくする効果や病院食への活用などで社会貢献できる存在でもある。健康寿命の延伸という観点からは栄養士のMS…続きを読む
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うま味調味料「味の素」110年の節目(中)安全性問題は決着
調味 2019.07.29うま味調味料(MSG=グルタミン酸ナトリウム)の安全性問題は1969年のオルニー証言とメイヤー勧告に端を発する。それが1987年に最終決着するまでには20年弱を要した。同年、世界保健機関(WHO)と国際連合食糧農業機関(FAO)の合同食品添加物専門家…続きを読む
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うま味調味料「味の素」110年の節目(上)誤解と風評に挑む
調味 2019.07.26111年前の1908(明治41)年7月25日、昆布のうま味成分がグルタミン酸の塩(えん)であることを発見した、東京帝国大学の池田菊苗博士が「グルタミン酸塩ヲ主成分トセル調味料製造法」の特許を取得した。池田博士が同特許を取得した同じ年の9月、事業化を託…続きを読む