政府の食品輸出促進施策

生鮮食品 2021.05.10

 日本の農林水産業・食品産業が持続的に発展していくために、農林水産物・食品の輸出を大幅に拡大し、世界の食市場を獲得していくことは待ったなしの状況である。日本政府は、司令塔組織である農林水産物・食品輸出本部の下で、政府一体となって輸出の障害を克服する取組みを進めており、また、輸出事業の取組みをプロダクトアウトからマーケットインに徹底的に転換する方針を打ち出した。これらにより、事業者のさらなる輸出拡大への後押しを目指す。本連載では農林水産省による輸出拡大施策に焦点を当て、その取組みを5回にわたって明らかにしていく。今回は、輸出の現状と農水省の輸出促進施策の概要について紹介する。(農林水産省食料産業局輸出先国規制対策課長・伊藤優志)

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