19年下期の業種・カテゴリー天気予報

総合 2019.07.12
19年下期の業種・カテゴリー天気予報

 19年下半期の食品カテゴリーの展望を天気予報形式で占った。本紙で取り上げたドライ加工食品・酒類・菓子・低温など102カテゴリーのうち、快晴・晴れ予報だった25業種の共通要素は依然として「健康」「簡便」の比率が高い傾向だ。下期は10月に消費税軽減税率制度の導入が予定され、従来とは異なる消費構造へ変貌する可能性が高い。増税に伴う買い控えも想定される一方、9月のラグビーW杯、来年には東京五輪大会の開催を控えるなど、新たな消費のヤマ場も出現してくる見込み。各カテゴリーのプラスとマイナス要素を慎重に見極めながら、目まぐるしく変動する消費へ的確に対応することが一段と迫られそうだ。(業界天気予報特集取材班)