育児用調製粉乳・ベビーフード特集
新型コロナ禍で社会問題化する「育児の孤立化」解消へ向けて、育児用調製粉乳(育粉)・ベビーフード市場の各メーカーは、さまざまな努力を進めている。近年の少子化にコロナ禍がさらに拍車をかけ、出生数の減少が続く中、それでも使用量が拡大してきた育粉だが、病産院などでの調乳指導機会の喪失で、商品価値理解の機会が減少。ベビーフードも同様に顧客接点が少なくなっており、各社認知拡大に向けてさまざまな施策を進めている。商品周りでも、フォローアップミルクでの新たな切り口の商品投入や栄養面での重要性理解促進などへ積極姿勢を見せ、「店頭勝負」での対応へ施策を進めているようだ。一方でSNSなどでの価値訴求にとどまらず、オンラインでのコミュニケーションやシチュエーション提案も加速しており、ユーザー拡大に向けてタッチポイントを増やしていく見込みだ。健全な成長へのサポートを大前提に、子育て世帯の不安解消へ、各社の取組みが期待される。(小澤弘教)
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◆育児用調製粉乳・ベビーフード特集:「育児の孤立化」解消目指す
乳幼児食品 特集 2021.10.25●顧客接点拡大へ各社奔走 新型コロナ禍で社会問題化する「育児の孤立化」解消へ向けて、育児用調製粉乳(育粉)・ベビーフード市場の各メーカーは、さまざまな努力を進めている。近年の少子化にコロナ禍がさらに拍車をかけ、出生数の減少が続く中、それでも使用量が…続きを読む
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育児用調製粉乳・ベビーフード特集:乳児用調製粉乳=商品価値正しく伝える
乳幼児食品 特集 2021.10.25少子化の加速が止まらない。厚生労働省が9月に公表した「人口動態統計」(速報値)によると、21年1~7月の出生数は47万9292人で前年比5.6%減、約2万8000人の減少となった。コロナ禍が長期化する中での不安で、「産み控え」の傾向がマイナス要因に拍…続きを読む
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育児用調製粉乳・ベビーフード特集:乳児用液体ミルク=日常使い提案で再成長
乳幼児食品 特集 2021.10.2519年3月に日本国内での販売がスタートした乳児用調製液状乳(液体ミルク)は、発売当初からの話題性の高さや各社の価値普及策が奏功し、商品に対する期待も大きかったことも相まって拡大を続けてきた。ただし、20年のコロナ禍で外出の自粛など外部環境が大きく変化…続きを読む
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育児用調製粉乳・ベビーフード特集:フォローアップミルク=幼児期栄養摂取啓発を
乳幼児食品 特集 2021.10.25幼児用のフォローアップミルクは、乳児用調粉同様、出生数と比して上振れてはいるものの、ここ最近の市場はシュリンク幅が大きい。乳児用調粉の使用期間が1歳まで延長されたことが定着しており、9ヵ月から1歳までの3ヵ月を失っていることが要因として大きいが、コロ…続きを読む
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育児用調製粉乳・ベビーフード特集:特殊調製粉乳=確実な情報提供が重要
乳幼児食品 特集 2021.10.25アレルギーをはじめ治療用途などに使われる特殊調製粉乳は、必要とする乳児に病院などを通じて提供されているが、コロナ禍の影響で商品の存在を知る機会が減少。知るきっかけづくりが重要となっている。 21年9月に発表された人口動態統計(確定数)によると、日本…続きを読む
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育児用調製粉乳・ベビーフード特集:森永乳業・海外育児用ミルク戦略
乳幼児食品 特集 2021.10.25◆信頼育みグローバルブランドへ 柔軟な現場主義で健康貢献 森永乳業の海外事業における育児用ミルクの展開が加速している。母乳栄養の重要性を大前提に「健康を届ける」メーカーとしてアジア各国で事業を推進してきたが、そこで育んできた品質への信頼をさらに高め、グ…続きを読む
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育児用調製粉乳・ベビーフード特集:ベビーフード=新生活対応間口拡大へ
乳幼児食品 特集 2021.10.25コロナ禍の20年度を通じて、若干の足踏み基調となったベビーフード市場だが、21年度に入ってからは上向きの傾向が見られている。昨年は緊急事態宣言の続発で、これまで顕著だった外出時の使用頻度が大幅減となった一方、在宅時間の増加で素材系アイテムが伸長。今年…続きを読む
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育児用調製粉乳・ベビーフード特集:トピックス=コミュニケーション必要度高まる
乳幼児食品 特集 2021.10.25●相談内容・件数に変化が 新型コロナウイルス感染症拡大の影響は育児環境に影響を及ぼし、粉ミルクの調乳指導をはじめ、集団検診の中止など子育て世帯同士のコミュニケーション機会の喪失を招いている。自治体が主催する育児相談の形も変わりつつあり、授乳・離乳に…続きを読む