22年上期の業種・カテゴリー天気予報

総合 2022.01.07
22年上期の業種・カテゴリー天気予報

 2022年上期(22年1~6月)の食品カテゴリーの総合展望を天気予報形式で占った。新型コロナウイルス影響下の市場は3年目を迎え、外出自粛や巣ごもり消費の継続による内食需要の高止まりは続きそうだ。巣ごもり一巡で複雑化する消費ニーズへの対応は難易度を増しそうだが、コロナ禍で高まった健康や手作り志向、簡便回帰に対応したカテゴリーは堅調な動きを示す見通し。昨年からのサステナビリティの浸透なども背景に、商品数が急増するプラントベースフード(PBF)商材も高伸長を続けそうだ。今年前半は2年ぶりの食品値上げがさらに拡大する見通しで、消費に影響を及ぼすと予測される。節約志向の強まりが想定される中、販売を維持するための取組みは全カテゴリー共通の課題となりそうだ。(業界天気予報取材班)