みりん類・料理酒特集
長期化するコロナ禍においては、基礎調味料のカテゴリーである「みりん類・料理酒」の販売動向にも大きな影響を及ぼしている。家庭用市場では販売実績が引き続き高い水準を保つものの鈍化傾向となる一方、業務用市場では回復の動きを見せていた。しかし22年の年明け以降、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の急激な感染拡大という状況となった。これを受け、まん延防止等重点措置の適用が30都道府県以上に上り、飲食店を対象に営業時間の短縮が要請されている。
明るい兆しが見え始めていた業務用市場を取り巻く環境はまたしても厳しい局面を迎えている。(藤林敏治)
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◆みりん類・料理酒特集:強みの定番商品再訴求へ 中小容量帯を強化
酒類 特集 2022.02.09◆SNSなど駆使し啓発 長期化するコロナ禍においては、基礎調味料のカテゴリーである「みりん類・料理酒」の販売動向にも大きな影響を及ぼしている。家庭用市場では販売実績が引き続き高い水準を保つものの鈍化傾向となる一方、業務用市場では回復の動きを見せてい…続きを読む
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みりん類・料理酒特集:宝酒造 既存商品の育成注力 調味料売場で露出強化
酒類 特集 2022.02.09宝酒造の21年(1~12月)の調味料カテゴリー全体での販売数量は、6万7720kl(前年比2%増)だった。このうち、本みりんは3万7970kl(同1%増)、料理用清酒が1万7040kl(同5%増)となった。 調味料カテゴリーについては、家庭用の販売…続きを読む
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みりん類・料理酒特集:キッコーマン食品 内食増で今期も増収
酒類 特集 2022.02.09●こだわり小中容量に支持 キッコーマン食品は今3月期、売上げをわずかながら増やしている。独自の付加価値が内食増で選ばれた。前年の大幅伸長に積み増した。原料米を倍増した「米麹こだわり仕込み」など300~500mlの小中容量が支持された。トップシェアの…続きを読む
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みりん類・料理酒特集:三菱商事ライフサイエンス 高付加価値品を訴求
酒類 特集 2022.02.09三菱商事ライフサイエンス(MCLS)は、外食や惣菜市場の効率化、省力化や作業工程・コスト削減に向けて、本みりんや醸造調味料で高付加価値品の販促を強化している。原料価格が上昇傾向にある中で、顧客のコストダウン意識は高い。汎用(はんよう)品では価格面で対…続きを読む
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みりん類・料理酒特集:福泉産業 好調な「福味」に期待 価格一辺倒からの脱却へ
酒類 特集 2022.02.09福泉産業の前期(21年12月)みりん・料理酒事業の売上げは前々年比微減で着地した。 市販用については、コロナ禍に伴う巣ごもり需要が一巡したことや、インターネット通販の台頭などで苦戦した。一方で、昨年は本格的に過度な取引条件を見直し、商売の適正化を図…続きを読む
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みりん類・料理酒特集:九重味淋 新発想で商品開発を 家庭部門売上げ拡大図る
酒類 特集 2022.02.09九重味淋の前期(21年9月期)売上げは前年並みの横ばいだった。家庭部門が前年比4%増で業務用をカバーした。内食需要が堅調に推移し、自社ECサイトの通販部門が伸長していることも売上げ増に貢献。コロナ禍で健康志向の高まりを背景に、以前から取り組んできた無…続きを読む