胃心伝真=日銀の判断やいかに
日銀が18~19日に開く金融政策決定会合で、マイナス金利政策を解除するかどうかが最大の焦点になっている▼その判断材料の一つとなる春季労使交渉の回答によっては、解除の現実味が増すだろう。だが家計のマインド、いまだプラスに転じない実質賃金の動向はどうか。都合のよい指標のみをとらえ、拙速な判断を下すことは避けるべきだろう▼「金利のある世界」や「もしトラ」など、事業環境の変化を警戒する声が食品産業にも多く聞かれるようになった。すでに22年から大幅な円安シフトによってコスト構造の激変