有力スーパー、賃上げ高水準 「年収の壁」懸念も

小売 ニュース 2024.03.22 12732号 01面

 食品小売の賃上げ状況は、各地域の有力チェーンを見る限り正社員・パート従業員とも他産業に引けを取らない形で進んでいる。ただ、スーパーでおよそ7割を占めるパート従業員の収入には、いわゆる「年収の壁」問題があり、時給単価が上昇しても収入増に直結するとは限らない。(宮川耕平)
 UAゼンセンが14日に発表した資料によると、正社員の賃上げ率は全産業の加重平均で5.91%、食品小売を含む流通部門は5.90%だった。製造産業部門(5.32%)を上回り、外食サービス

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