山本純子のスゴイぜ!業務用冷凍食品(56)「Oliveto 生パスタ 新クリーミィボロネーゼ」
●時代はもっちり食感 個食・簡便、ロスなく人気メニュー
「アルデンテ」という言葉がはやったのはいつだったか。やはりバブル期、1980年代後半の「イタメシ」ブームの頃でした。その当時、デンテは歯の意味で、歯応えがあるのが本来のパスタだと得意げに言う人が続出し、瞬く間に「アルデンテ」は広まりました。
ナポリタンはナポリのパスタじゃなかったのね、と驚いたのもこの頃。ナポリの方々には勝手に地名を使って申し訳ないけれど、もっちり食感、甘うまい味わいは、既に日本人のソウルフードレベルに達していたのでした。
以来三十余年の時が
流れましたが、もっちり健在。最近はもっちり食感の乾麺パスタまで発売されるほど、日本人の「おいしい」は、「もっちり」とますます強い絆を育てています。
もっちりパスタなら乾麺を長くゆでるより生パスタがおいしいと人気が出てきたのは2010年代から。とはいえ、調理現場で自家製造すること、生パスタを仕入れてロスなく管理することは大変。そこで冷凍調理済み生パスタが活躍しています。
今回紹介するのは、「Oliveto(オリヴェート)」ブランドの調理済みパスタで長年の実績を持つヤヨイサンフーズの生パスタメニューで人気の高い「Oliveto生パスタ 新クリーミィボロネーゼ」です。粗びきの牛もも肉と野菜を煮込んだコクのあるボロネーゼソース。牛肉のうまみ、トマトの酸味、生クリーム仕上げのまろやかな味わい。麺は平打ちのタリオリーニで、ボロネーゼソースがよく絡んで相性抜群です。
Olivetoとはイタリア語でオリーブ園という意味。同パスタシリーズは、素材本来の豊かな味わいを最大限に生かし引き出す、「自然派イタリアン」の第一人者、植竹隆政シェフ(リストランテ カノビアーノ)が監修しています。一つのメニュー開発に何度もシェフとやりとりをして、合格品質に達したものだけを商品化します。生パスタ発売は12年から。プロユース品質を手軽に取り入れることができます。
同社サイトでは植竹シェフ考案の同パスタアレンジメニュー、大根の煮込み添えも掲載しています。相性よし、とか。
シリーズのパスタは、いずれも厚さ20mm未満のスリムなパック(レンジ、ボイル共用)で、保管しやすい点も人気です。
●ここがスゴイ!=有名シェフのお墨付き
●商品概要
ヤヨイサンフーズ「Oliveto 生パスタ 新クリーミィボロネーゼ」
規格=260g×20