母親の育児ストレス対策、食習慣でレジリエンス向上 阪大・松永氏ら腸内細菌叢研究
大阪大学大学院医学系研究科・松永倫子氏
京都大学大学院教育学研究科・明和政子教授
近年、ストレスを克服する方法の一つとして、レジリエンス(回復力)が注目されている。大阪大学大学院医学系研究科の松永倫子氏は1日、腸内細菌叢の検査サービスを手掛けるサイキンソー主催セミナーで、母親の育児ストレスについても、食生活習慣で心身のレジリエンスを高めることを提案した。
セミナーでは冒頭、京都大学大学院教育学研究科の明和政子教授が講演。最近の脳科学では環境の影響を受けて、脳が急激に認知発達するのは幼児期後期(4歳ごろ)だが、個人が生涯持つことに