ココロとカラダにビタミンを エディブルフラワーで食卓に花を咲かせましょう♪

エディブルフラワーのブーケサラダ 【マリーゴールド】明るいオレンジ色で、花びらは食用。ビタミンE、カロテノイド(特にルテイン)。スープやリゾットに彩りを加えたり、ハーブバターに混ぜると風味が増します。
「エディブルフラワー」(食用花)というと、美しさや見た目を楽しむものなの?と思われがちですが、実は栄養素も期待できるようです。「食べるお花やさん」のやぐるまSamiさんに聞きました。
●選ぶ際には色鮮やかなものを
鮮度が高いエディブルフラワーは、栄養価も高く味も良いので、購入や収穫の際は色鮮やかでしおれていないものを選びましょう。生で、サラダのトッピングやデザートの飾りにして食べるのがオススメ。加熱すると栄養素が失われる場合があるからです。
この他、乾燥させてハーブティーにすると香りや栄養素を楽しむことができます。特にラベンダーやビオラは人気があります。保存は冷蔵庫で、湿らせたペーパータオルで包み、できるだけ早く食べ切りましょう。
食用として利用する場合は、無農薬またはオーガニックのエディブルフラワーを選ぶことが重要です。自家栽培も楽しいですよ。
◆ローズジャム
バラの香りと甘さを楽しめます。無農薬のバラの花でつくるのがオススメ
<材料>
・無農薬のバラの花びら(乾燥)……1カップ
・甜菜糖……1カップ
・レモン汁……大さじ2
・水……1/2カップ
<作り方>
(1)鍋に水と花びらを入れ沸騰させる。沸騰したら火を弱め、花びらがやわらかくなるまで5~10分煮る。
(2)花びらがやわらかくなったら、甜菜糖とレモン汁を加え、全体を混ぜながら砂糖が完全に溶けるまで加熱する。
(3)とろりとした状態になるまで、時々かき混ぜながら中火でさらに煮詰める。
(4)瓶に詰め、完全に冷めるまで待ち、フタをする。
※冷蔵庫で保存。1カ月以内に食べ切りましょう。
〇マリーゴールド
明るいオレンジ色で、花びらは食用。ビタミンE、カロテノイド(特にルテイン)。スープやリゾットに彩りを加えたり、ハーブバターに混ぜると風味が増します。
〇ローズ
さまざまな色や香りのバリエーションが。花びらが食用。ビタミンC他。ジャムやシロップにして保存食に。デザートの飾りつけにも。
〇ナスタチウム
鮮やかなオレンジや黄色の花。葉も食べられます。ビタミンC、鉄分、カルシウム。サラダに混ぜるとピリッとした味が楽しめます。フレッシュな葉とともにサンドイッチの具材としても使えます。
〇ビオラ
小さくて可愛らしい花で、紫、青、白などの色があります。甘い香りが特徴。ビタミンA、C。サラダやデザートに飾りとして使ったり、アイスキューブに入れて冷たい飲み物を華やかに。
〇ラベンダー
紫色の穂状の花、香りが非常に強いのが特徴です。抗酸化作用やリラックス効果のある成分。ハーブティーとして飲んだり、クッキーやマフィンの香りつけに。
◆「食べるお花やさん」やぐるまSami
エディブルフラワー(食用花)と、環境保全型農業の普及活動を推進中。小松美枝子氏に師事。東池袋の小さな畑で花とハーブの生産をしながら、全国のエディブルフラワー生産者とネットワークをつくり、エディブルフラワーを使った商品の販売・商品開発をしている。花を食べるワークショップ、マルシェ出店などの活動もしている。
https://www.instagram.com/yaguruma_sami/