業界NEWS:健康メニューの置き社食サービス開始 タニタカフェの食事をオフィスで
健康総合企業のタニタは、食品卸の国分グループ本社などと提携し、法人向けに冷凍弁当の置き社食サービス「タニタカフェ at OFFICE」の提供をこのほど開始した。製造から物流までの体制を整え、東京や神奈川など1都7県でサービスを開始する。健康経営の推進や福利厚生に取り組む企業のうち、主に社員食堂がない中小企業などの利用を見込む
25年度は、9月から全国に規模を拡大して100法人への導入、26年度に冷凍食品通販や小売店での展開を予定し、30年度までに1000法人の導入を目指す。
同サービスで提供する冷凍弁当は「タニタカフェ」で扱うパスタなど6種の食事と2種のデザートの計8品。いずれもカロリーを抑え、食べ応えや栄養のバランスを考慮している。
導入企業には専用の冷凍庫を貸し出し、社員食堂や仕出し弁当が抱える利用時間の制約や食品ロスの問題に対応する。初期導入費用は6万円(税別)で発注個数と商品の組み合わせによって料金が異なり、利用者は購入時にPayPayで決済する必要がある。税別月額4万5000円から6万1000円のプランを用意している。