阪神・淡路大震災から30年 日本災害食学会レポート

阪神・淡路大震災から30年 日本災害食学会レポート(2)離乳食の公的備蓄を

甲南女子大学・奥田和子名誉教授

甲南女子大学・奥田和子名誉教授

 初日の8月23日、日本災害食学会顧問の奥田和子甲南女子大学名誉教授が「少子化の渦中において、災害時の離乳食の備蓄が公序にない問題と解決のための提言」をテーマに基調講演し、大規模災害に備えた、離乳食の公的備蓄を提言した。内容は次の通り。
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 近年、急速に少子化する一方、低年齢児の保育所利用が進み、1~2歳児の利用率は10年間で約1.7倍に増加した。乳から離乳食に移行する「離乳期児」の存在が社会的に大きくなっているものの

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