多忙でも読める外食ニュース
●ロイヤルと銚子丸 米国に寿司業態出店
ロイヤルホールディングスと、「すし銚子丸」などを展開する銚子丸、総合商社の双日という3社が共同で、寿司をメインに据えた飲食店「SUSHI NIGIRIBA」を米国カリフォルニア州に出店した。3社は2024年3月、同州に現地法人を設立し、昨年12月と今年1月に同ブランドの1号店と2号店をロサンゼルス近郊に相次いでオープン。シャリに赤酢を使用するなど、伝統の技術を踏まえた寿司を、カウンター席のみ24席のモダンな店舗で提供する。
解説=銚子丸は1977年の設立。全ブランドで90店舗以上を展開しているが、価格帯の統一を重視する他の回転寿司チェーンとは異なり、さまざまな価格の旬のネタを職人が目の前で握る“グルメ回転寿司”を打ち出している。
●「壱角家」展開のガーデン そば居酒屋「高田屋」M&A
家系ラーメン「壱角家」や、ユニークなメニューで知られる「山下本気うどん」などを展開するガーデンが、昨年創業30周年を迎えた北海道生まれのそば居酒屋「高田屋」の事業と商標権を譲り受ける契約を締結。ガーデンは、M&Aにより買収した飲食ブランドを再生し、拡大するというビジネスモデルで成長を続けており、現在は首都圏を中心に12ブランド約200店舗を運営する。「高田屋」の店舗事業は埼玉のプロスペリティ1から、商標権は東京のコレスケイトからの譲り受けとなる。
解説=「高田屋」は、1995年にタスコシステムが創業。焼肉の「牛角」などと同時期に、ベンチャー・リンク(当時)が提携して店舗数を拡大した。2000年過ぎには100店舗を超えていたが、現在は10数店舗となっている。
●昨年の飲食店倒産件数 過去最多更新900件
帝国データバンクは、2025年の飲食店経営事業者の倒産が、過去最多の900件であったと発表した。23年からの3年間は件数が連続して増加しており、これまでの最多であった24年の894件を超えて最多記録を更新。業種別では、ラーメンや焼肉、カレーなどが含まれる「中華・東洋料理店」分野が179件、「日本料理店」が97件で、いずれも過去最多を更新している。集計は2000年以降の26年間が対象で、負債額1000万円以上の法的整理による倒産。
解説=一方、同集計の負債総額は442億円超で、600億円を超えた前年よりもかなり少ない。負債5000万円未満の倒産が700件近くを占め、急激な経営環境の変化に対応できない中小企業の割合が増加した傾向を示す。
●つけ麺「六厘舎」が松屋フーズ傘下に
松屋フーズホールディングスは、つけ麺の「六厘舎」や「舎鈴」などを展開する松富士の全株式を取得し、完全子会社とした。松富士は2005年の創業。関東を中心に、つけ麺を主体としたラーメン系業態を9ブランド・120店舗ほど展開しているが、ブランドにより対象となる客層がやや異なっていることも強み。特に、創業ブランドの「六厘舎」はマニア層からも高く評価されており、09年に出店した「東京駅ラーメンストリート」では、以後15年以上も高評価を得ている。
解説=松富士は、商品開発のみならずブランド展開が巧みな企業だ。創業時はオリジナリティーの高い「六厘舎」でファンを集めたが、普及版ブランドともいえる「舎鈴」では価格帯を変え、フードコートなどへの出店も行っている。
●HUGE、投資会社と戦略的資本提携
「リゴレット」などを展開するHUGEが、消費者向けのビジネスに特化した投資会社として知られるLキャタルトンと戦略的資本提携の契約を締結した。Lキャタルトンは、LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)グループとの独占的な提携で知られ、未上場企業の株式を対象とするプライベートエクイティ分野で有数の投資会社の一つ。グローバル外食企業への投資実績も豊富であり、今後、HUGEが海外展開を加速するにあたって、強力なサポートを得られるとの判断だろう。
解説=同パートナー契約の締結を発表後、HUGEは2026年からの経営体制の強化に関する発表も行っている。経営陣の顔ぶれには変化がないが、取締役および執行役員がそれぞれ担当の専門分野を明確にした役職に変更された。
●タリーズ、神奈川に初の焙煎機導入店
「タリーズコーヒー」は神奈川県に、国内で初めてとなるコーヒー豆の焙煎機を導入した店舗を出店した。相模大野中央公園内に開業した店舗で、地域イベントなども実施。同ブランドは現在、全国に約830店を展開している。
●サンマルク「京都勝牛」豪州に1号店出店
サンマルクホールディングスの傘下にある京都勝牛が、「牛カツ京都勝牛」のオーストラリア1号店をオープン。同ブランドの海外出店は9ヵ国目となるが、これまではカナダの1店舗を除いてアジア地域への出店であった。
●ゴディバの新スタイル量り売りコーナー導入
ゴディバジャパンは、埼玉県と神奈川県の2店舗を新しいスタイルにリニューアルした。「ジョイフルミックス」と呼ぶ量り売りのコーナーを設け、トッピングをカスタマイズできるドリンクやソフトクリームなどを導入。店舗デザインも一新した。
●「大阪王将」神田に立ち飲み風の新業態
イートアンドホールディングスが、新業態「東京都大阪王将市餃子特区」を東京・神田に開業。餃子をメインにした、同ブランドでは初の“立ち飲み風”居酒屋。2024年に出店した「大阪王将」の新モデル店舗を、さらにリニューアルしたもの。
●「てんや」ロゴマーク店舗デザイン刷新
「天丼てんや」が、ロゴマークと店舗デザインを変更するリブランディングを実施。ロゴマークの配色構成は従来と同じだが、店名以外の記載やシンボル、書体などが変わる。すでに、新店や一部の改装店舗では新デザインが導入されているという。
●伊のバリスタ兄弟 常設店を日本に出店
イタリアでバリスタとして知られるジャコモとピエトロのバンネリ兄弟が、「VannelliCoffee(バンネリコーヒー)」として世界初の常設店舗を日本に出店。兵庫県の家具製造会社である小林木工と、2023年に日本法人を設立。
●神戸屋、大阪・梅田に初のビストロ酒場開業
ベーカリーやレストランを展開する神戸屋は、大阪・梅田に新業態のビストロ酒場をオープン。従来からの業態とは異なり、パンそのものは販売せず、料理の素材などとしてパンを活かしたメニューを提案する。ワインやサワーなどの酒類も充実。
●グレープストーンがおかゆ料理の新業態
「東京ばな奈」「ねんりん家」などのスイーツブランドで知られるグレープストーンが、新業態の「おかゆテラス」を東京・阿佐ヶ谷にオープン。イタリアンの名店「カノビアーノ」で料理長を務めた鹿糠秀明氏らが、斬新なおかゆ料理を提案する。
●マレーシア発中国茶「BEUTEA」初上陸
マレーシアの中国茶チェーン「BEUTEA(茶仙子/ビューティー)」が日本に初上陸。現在は同国やシンガポールなどに約80店舗という規模で、ジャスミンティーやフルーツなどを使った独自の風味が人気という。出店は愛知県名古屋市の繁華街である栄エリア。
●辛子明太子のやまや 初のおむすび専門店
辛子明太子で知られるやまやコミュニケーションズが、福岡県の博多駅構内に新業態のおむすび専門店「おむすびやまや」をオープン。テイクアウト中心の店舗だがカウンター席も用意し、辛子明太子と他の具材のマッチングを提案する。おむすびの業態は同社としては初。
編集協力:株式会社EATWORKS(入江直之、岡野恵子)
http://www.eatworks.com/
※記事は一部の固有名詞を省略












