メニュートレンド:“ほかにない炒飯”で人気上昇 約20種類をラインアップ
炒飯を提供する店は数多いが、専門店は珍しい。大阪の「みんなの炒飯パラダイス」は、20種類以上の炒飯メニューを考案している人気店。幅広いメニューから選べる楽しさとともに、どの炒飯も味にこだわって提供する誠実さが、リピーターを増やすポイントになっているのであろう。
●質・量ともにこだわり提供
同店の炒飯は、グランドメニュー20種類、期間限定メニュー1種類の計21種類。“さすが専門店”と感心する驚きの品揃えだ。
「小さい時から炒飯が好きで、いつか専門店をやりたいと思っていた」と語る本多芳成店主は、25年間経営するスナックのマスターでもある“二刀流”。開業するために目指したのが、ラーメンで入れる“かえし”のように、炒飯をよりうまくするためのかえしを生み出すことだったとか。
2~3年研究し、納得できるかえしが完成したことで出店を決断。かえしには、4種類の醤油を使用。うち2種類は健康感を意識して減塩醤油を採用している。
一番人気の「過去に食べた事ない!豚キムチ炒飯」は、キムチをダブルで味わえる一皿。「キムチ炒飯はよくあるが、他店との差別化を図りたくて開発したもの。この味の組み合わせは食べたことがないはず」と、自信を持って提供する商品だ。
上にのせる豚キムチには、スライスした豚肉と大きめにカットしたチャーシューが入っており、2種類の食感が楽しめる。下のキムチ炒飯は、混ぜるキムチをひかえめにして辛さを抑え、パンチ力ある甘辛味の豚キムチとのバランスをとっている。細部までこだわった他にない味に、「また食べたい」と思わせられる。
「4品ほどは下の炒飯が同じだが、他は味を変えて作り分けている。例えば、高菜炒飯も、ただ高菜をのせて出せばいい、というのでは味気ない。炒飯にしっかり高菜を入れて作っています」と本多店主。満足感を得られるようにと、1食に使用するご飯の量は250gとボリュームたっぷり。質・量ともに専門店としての心意気が感じられる。
新メニューも考案中で、今後も新炒飯は増加しそうだ。2号店開店も検討中で、いずれは全国展開も目指したいと本多店主は語る。
●店舗情報
「みんなの炒飯パラダイス」(大阪市浪速区)
所在地=大阪市浪速区桜川2-4-16/開業=2024年10月/席数=18席/営業時間=11時~15時、17時~22時。日曜休/平均客単価=1000円/1日平均集客数=130人
●愛用食材・機器
「ゴールデン紫」 フンドーキン醤油(大分県臼杵市)
味に必須のコクと甘味
炒飯のかえしは、4種類の醤油を絶妙にブレンドして作られるが、その1種類が濃口醤油の同品。「独特のコクと甘味があり、砂糖やみりんを入れなくても役割を果たしてくれる。メインでは使わないが、これがないと味が成り立たない」(本多店主)と、今後も愛用する品である。
規格=1.8L(常温)












