アメリカ米事情インタビュー:馬場米穀・馬場辰夫代表取締役に聞く
東京都港区の(株)馬場米穀はアメリカ米ライスショップ・ネットワーク加盟店。港区はじめ都内の外食店にカリフォルニア産アキタコマチを販売している。信用第一をモットーにした堅実な商いで信頼が厚く、得意先のほとんどが固定客ばかりだ。「味にこだわるお店にもカリフォルニア産アキタコマチは自信をもってお薦めできます」と語る馬場辰夫代表取締役に話を聞いた。
日本人には「外米はマズイ」と思っている人が多いのですが、カリフォルニア産アキタコマチはその悪いイメージを払拭する高品質でおいしいコメです。
当店は私の代だけでも、二〇年以上営業している業務用米の専門店。お客さまのほとんどが一〇年以上お取引していただいている方ばかりです。その信頼にお応えすべく、当店では私が試食してみて、納得したものしか扱いません。もちろん、カリフォルニア産のアキタコマチも食べてみて、味、品質ともに国内産と比べて全く遜色ない、と判断したうえで取り扱いを決めました。
近隣のお店やスーパーにはない商品ですから、専門店ならではの「こだわりのコメ」が品揃えできたと思っています。
業務用の場合、産地がどこかより、味にこだわるお客さまのほうが圧倒的です。そうしたお客さまにもカリフォルニア産アキタコマチは自信を持ってお薦めできます。
これまで高級割烹やそば店、居酒屋などのお客さまにカリフォルニア産であることをお話して、納品させていただきました。いずれのお客さまもカリフォルニア産アキタコマチのおいしい味と、しっとりとして軟らかい炊き上がりにご満足されています。
とくに昨年は国内産米の品質が今ひとつでしたから、カリフォルニア産アキタコマチを選ばれるお客さまが多かったですね。そのほとんどの方がリピーターとなられたのも、カリフォルニア産アキタコマチの品質の高さの証明だと思います。
今はまだ、アメリカ産のコメは流通量が少ないですが、今後、供給が安定し、認知度が上がれば、業務用米として大いに活躍する実力を秘めていると思います。
◆(株)馬場米穀(東京都港区高輪一‐二七‐二〇、電話03・3440・2288)営業時間=午前8時30分~午後5時30分、土日休