珈琲館、新モーニングを展開 フルサービス店回復へ
珈琲館(東京都千代田区、電話03・3258・1151)は5月1日から、フルサービスのコーヒーショップで新しいモーニングサービスとメニューを展開している。コーヒーなどのドリンク1杯でパン、ゆで卵が食べ放題の「モーニングフリー」=写真=を開始。また、フードの充実を図り、3タイプ(ビジネス、マーチャント、ロードサイド)のメニューを開発。これらの取り組みで、フルサービスのコーヒーショップの強化を図る。
モーニングフリーは「スピード、量、価格」のコンセプトに基づいた朝食用サービス。午前11時まで、ドリンクの注文で店内に設置したワゴンから3種類のパン、ゆで卵、マーガリン、ジャムを自由に選べる。
ビュッフェスタイルでの提供のため、来店者が自分に合わせた食事が楽しめる。同サービスの導入で話題を喚起、「珈琲館」ブランドのさらなる認知向上を図る。
3タイプで提案する新メニューは、店舗のターゲットに合わせて展開。「ビジネス」は、ビジネスマンなどの個人客に対応した商品を品揃え。「マーチャント」「ロードサイド」は家族連れを中心とした複数客を狙った商品を揃える。
注目メニューは、特大粗びきソーセージ使用の「珈琲館ホットドッグ」(税込み450円)、ボリュームある「厚切りトースト」(同280円)、野菜ドレッシング仕上げの「ツナサラダ」(同380円)、たっぷりの野菜を使った「ハーブチキンのシーザーサラダ」(同580円)など。
また店内は分煙やトイレの改装を施し、来店者が利用しやすい環境を整える。セルフサービスのショップが主流の中、居心地の良い空間を演出し、フルサービスコーヒーショップの人気回復を目指す。