シェフの愛用食材:「tete cafe」高橋玲佳オーナーシェフ 江別製粉「ドルチェ」
「tete cafe」は、東京のベッドタウン、埼玉県越谷市の蒲生商店街に立地。絵本や手作り雑貨が並ぶ12席ほどのナチュナルテイストのカフェだ。オーナーシェフの高橋玲佳さんは、スイーツやホワイトソースなどの小麦粉に「ドルチェ」(江別製粉)を愛用している。
「オープン前にさまざまな小麦粉を取り寄せ研究しました。同じスイーツを同じ配合で試作したのですが、自然な甘みと、しっとりとしていながらサクサクッとした食感が気に入りました。料理使いでも風味豊かに仕上がります」(高橋さん)
当初、出入りの卸から仕入れていたが、欠品の可能性があると告げられ、今は仕方なく製粉メーカーの通販で購入している。
「割高でちょっと手間ではありますが、粉を替えるつもりはありません。店内販売のクッキーやスコーンもお客さまに大好評ですし、なんといっても私自身がこの品のファンなんです」とほれ込んでいる。
◆「tete cafe」(テテカフェ=埼玉県越谷市蒲生寿町9-40、電話048・988・1169)
○江別製粉「ドルチェ」
北海道産小麦「ホクシン」を100%使用した菓子用薄力粉。スポンジ、シフォン、クッキー、スコーンなどさまざまなスイーツに使用でき、ぱさつきのないしっとりとした食感に仕上がる。小麦の自然な甘さを堪能できる粉として人気が高い。ホクシンはうどん用小麦で有名な「チホクコムギ」の改良品種。タンパク質9%、灰分0.4%。1袋=5kg・25kg。
◆たかはし・れいか=1976年生まれ。武蔵野調理師専門学校の製菓・製パンコース卒業後、調理と同等に興味のあったアパレル業界に就職。25歳、カフェ開店を夢見て「キルフェボン」へ転職。出産後もイタリアンやカフェに勤務し接客、調理などの経験を積む。07年10月、埼玉県越谷市にママと子どもが落ち着いて楽しめるカフェをコンセプトに「tete cafe」をオープン。やさしい味の料理や手作りスイーツが人気で、県外からの来店もある。