世界最大級の茶葉数を保有することで知られるシンガポールの高級ティーサロン「TWG Tea」がこのほど、日本に初出店した=写真。本体を置くシンガポールが茶の調達に絶好のロケーションであることから、世界36ヵ国の専門農園から茶葉や原材料を入荷、常時260種類以上の茶類や茶葉を使用したスイーツなどを提供する。

　店舗を構えるのは紅茶の聖地として知られる東京・自由が丘で、東急グルメフロントが運営を担当する。店内は高級感ある落ち着いた空間を演出しており、ティーサロンや物販コーナーを設置。茶類を最適な状態で提供する専門家・ティーコノッサーも常駐し、洗練されたティータイムを楽しむことができる。

　提供する茶類は800種類以上の茶葉を独自にブレンドし、産地や歴史、その時の気分や同伴者などを切り口とした豊富なラインアップを用意している。オープン時は260種類からスタートするが、順次種類を増やす予定で、個々のメニューに最適な温度で提供している。

　提供茶類のすべては物販コーナーで購入することができ、ファッション性の高いパッケージで持ち帰ることが可能。ティーバッグ製品には保管性を高めた手縫いバッグを使用しており、細部にまで品質を追求した。

　スイーツの制作にはミシュラン二つ星の獲得歴を持つフィリップ・ラングロワ氏がシェフパティシエを務め、茶との相性のよいオリジナルスイーツを多数用意した。ラングロワ氏は「茶を使ったパティスリー（菓子類）の開発者」ともいわれ、いずれのスイーツにも茶葉を使用している。

　◆「TWG Tea」（東京都目黒区自由が丘1-9-8、電話03・3718・1588）提供メニュー=ティーポットサービス（800円）、ナポレオンティー、シンガポールブレックファーストティー、抹茶のフィナンシェ（2個550円）、バニラブルボンティーのアイスクリーム（350円）など▽営業時間=午前11時～午後9時（元旦以外営業）▽席数=22席▽HP=http://www.twgtea.com/