高齢者向け弁当宅配特集:コープさっぽろ、配食サービス開始

2011.01.03 382号 07面
スタートした「コープ配食サービス」の積み込み作業

スタートした「コープ配食サービス」の積み込み作業

弁当は普通食と低カロリー食の2種類

弁当は普通食と低カロリー食の2種類

 ◆12年3月までに全道展開へ

 【北海道】コープさっぽろは10月25日、独り暮らしや高齢世帯向けに夕食のおかずを届ける新事業「コープ配食サービス」を、札幌市北区(163食)、東区雁来(159食)、岩見沢市(164食)、小樽市(100食)で開始した。

 コープ配食サービスは、夕食サービスを1週単位(3~5日選択)の事前予約で配達するシステム。「笑顔でつながる、おいしいくらし」をテーマに、宅配スタッフが直接届けることで高齢世帯などへの健康管理応援、安否・確認などもできる。

 商品は、管理栄養士が監修し栄養バランスを考えた和食系重視の日替わりメニューで、季節のおいしさを追求した「普通食コース」が1食590円、基準カロリー450kcalで塩分も4g以下に抑えた「低カロリー食コース」が498円。内容については「食材を研究して健康をもっとアピールしていきたい」(コープさっぽろ)という。

 今年2月に札幌西・豊平・中央・手稲・白石区、4月に札幌清田・厚別・南、江別、6月に函館、江差、八雲、そして9月が苫小牧、千歳、室蘭でも開始する。道北と道東は9月以降となり、全道31ヵ所あるトドックセンターを拠点に12年3月まで道内全域へサービスを拡大する予定で、1日に5万食の配食を想定している。

 また「現状の宅配事業とは別に、いずれ配送サービスのネットワークを利用して注文から配達までのリードタイムを縮める新たな事業も検討していきたい」(同)と期待している。

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