この厨房機器がスゴイ:ユー京都「業務用電気式ナノカーボン無煙ロースター」
出店投資、光熱費、メンテナンス費を大幅に削減し、火事の心配がなく煙も出ない、しかも、ふっくらジューシーに焼き上がるという、画期的な無煙ロースターが現れ、焼き肉市場で話題となっている。(株)ユー京都が新開発した「業務用電気式ナノカーボン無煙ロースター」がそれだ。同機をいち早く導入し、多店舗化に乗り出した「本格焼肉チファジャ」の活用事例を紹介する。
●煙出ず、ダクトは不要に 遠赤外線で安全・安心
本格焼肉チファジャは、関西で11店舗を展開する焼き肉チェーン。昨年9月にオープンした高槻店で業務用電気式ナノカーボン無煙ロースターを試験採用したところ、思った以上の好感触を得ている。
澤井正紀エリアマネジャーは「直火が出ないので火事の心配が皆無。炭火と同じ遠赤外線で焼成するので素材の持ち味を十分引き出せる。なにより焼き上がりがきれいで焦げにくい」と絶賛、太鼓判を押す。
同機の熱源、ナノカーボンヒーターは、強力な遠赤外線で素材を芯から焼き上げるもの。炭火約800度に比べて約500度と弱いが、焼成パワーは炭火に勝るとも劣らない。それでいて直火と煙を発さないので、ロースターに不可欠なダクト工事やメンテナンスを省ける。このメリットが非常に大きい。
澤井氏は「煙が出ないのでダクトが不要。ダクトを設置する場合、床下に高さ約50cmのスペースを確保、もしくはロースターの上部に筒型ダクトをぶら下げる必要があるが、それらが不要なので、広々とした空間を提供できる」とし、「出店コストは約半分で済み、年間30~40万円ほどかかるダクトのメンテナンスコストも省ける」と利点を強調する。
また1台1400W/200Vという省エネ設計も大きな利点。テーブルにはめ込むユニット式なので、電源さえ確保できれば、家電機器同様、場所を選ばず容易に設置できる。テーブルごと移動できるので、団体客などの客席レイアウトも自在だという。
澤井氏は「焼成品質やコストメリットが先立ちますが、実際使ってみて一番に感じるのは、火の管理が安全なこと。本部にとって、この安心感はとても大きい」と本音を語り、「実用性を確証次第、居抜き出店を加速。4年後70店舗を目指す」と意気込んでいる。
◆荒木俊太郎高槻店店長のコメント
とにかく火事の心配がないのが安心。また、ナノカーボンヒーターの遠赤外線効果も実感。お客さまからは「とてもきれいに軟らかく焼き上がる」と好評です。
煙が出ないので油煙も少なく、掃除も簡単。ダクトがなくても、焼き肉店であることを忘れてしまうくらい空気がきれいです。
◆店舗情報
「本格焼肉チファジャ高槻店」 所在地=大阪府高槻市高槻町14-5/経営=クーデションカンパニー(株)/本社所在地=京都市右京区西院上今田町8DCビル3階/事業内容=「本格焼肉チファジャ」11店舗、「たかばしラーメン」4店舗(2010年4月末現在)、他
◆製品概要
ユー京都「業務用電気式ナノカーボン無煙ロースター」
ナノカーボンヒーターの遠赤外線効果により、ハイパワーで素材を芯からじっくりと焼き上げる、取り付け簡単なユニットロースター。煙が出ないのが特徴。
直火もないのでダクト不要。職人が炭火で焼いたのと同じような、ふっくらと香ばしい焼き上がりを提供できる。割安な価格も必見。
規格=980W/100V、1400W/200V