お客を呼ぶモヤシ料理:成田食品「ベストモヤシ」 パキッとフレッシュなベストモヤシ
タイの食堂では、モヤシや生野菜が料理に付いてくるのが一般的なサービスとして存在するなど、日本人よりも日常的に大量にモヤシを食べているとのこと。「グリーンパッタイ神田店」では、本国で食べるタイ料理に近づけるためベストモヤシを使用しているという。料理を通して、タイ人の料理長にモヤシへのこだわりを聞いた。
●モヤシが日本より身近なタイ タイ人料理長のお気に入り
店名にもなっている看板料理「グリーンパッタイ」は、オリジナルの翡翠麺を使ったタイ風焼きそば。具材は、エビ、桜エビ、厚揚げ、たくあん、ニンジン、小松菜、ベストモヤシなど。ナンプラーと砂糖、タマリンドのペーストで味付けされた甘酸っぱい味わいが特徴だ。ホウレンソウとクロレラ粉が練り込まれた、見た目鮮やかな翡翠麺は、シコシコと適度な弾力がある。
タイ風お好み焼きと訳されることの多い「ホイトート」は、タイの屋台で必ず見掛ける料理。モチ粉と水、卵を合わせた生地にエビ、イカ、アサリを混ぜ合わせ、多めの油で両面を焼き、軽く炒めたモヤシをのせている。タイでは焼いた生地を上にのせるが、同店ではベストモヤシの白い美しさを強調するため、盛り付けを逆にしている。表面はカリッと、中身はフワッとした生地と、パキッとしたベストモヤシとの対照的な食感が印象的だ。
「タイでは、モヤシは生のまま、またはほとんど火を通さないで食べます」とナチャダ・カンナ料理長。食堂でサービスされるモヤシも生、パッタイ、ホイトートもタイでは生に近いパキパキ状態で提供されるという。「日本では加熱調理が前提になるわけですが、パキッとしたフレッシュな食感が残るベストモヤシをとても気に入っています」(前同)。本場のタイ料理らしさを出すためには、ベストモヤシが欠かせないということのようだ。
グリーンタッパイは、現在、神田、大崎、恵比寿の3店舗。タイの屋台、食堂のような雰囲気の中で、日本人にもなじみのあるタイ料理をカジュアルに楽しめる店。ボリュームのある盛り付けと手頃な価格で若い人を中心に人気。
●店舗情報 「グリーンパッタイ 神田店」
経営=際コーポレーション(東京都目黒区)、店舗所在地=東京都千代田区神田駿河台3-7-15、電話03・5282・8205
●プロフィール
ナチャダ・カンナ 1959年12月タイ生まれ。15歳で料理の道に入る。バンコクのデリクイーンレストランにて修業後、本場タイの味を日本人に伝えるため来日。モンスーンカフェ初代料理長を務めるなどした後、際コーポレーションでタイ料理業態の総料理長に。庶民的なものから高級料理まで守備範囲は広い。
●商品紹介:「ベストモヤシ」 モヤシの歴史を変えたモヤシの王様
モヤシの歴史を変えたといわれる「ベストモヤシ」は、「モヤシの活用範囲を広げてほしい」という消費者の要望から生まれた緑豆モヤシ。(1)ヒゲ根がないので調理しやすい(2)極太で見栄えが美しい(3)日持ちと歩留まりに優れる(4)クリスピーな食感でおいしいなど、従来のモヤシとは一線を画し、モヤシの新たな市場を切り開いた。
規格=300g袋、業務用4kg袋、1kg袋
問い合わせ 成田食品(株)=福島県相馬市成田字大作295 電話0120・36・7111
http://www.naritasyokuhin.co.jp/