緑茶特集:日本茶発祥の地 永谷宗円の生家 「宇治製煎茶」方式生みの親

嗜好飲料 特集 2014.12.15 11112号 19面

 【関西】日本茶の原点である現在の煎茶の製法をあみだした永谷宗円。その煎茶発祥の地が京都府の宇治田原地区だ。地区でも川沿いに山間部に入る湯屋谷に宗円の生家(写真)が残る。  中国から日本にもたらされた茶は栄西禅師が伝えているように寺での修行や、薬として使用されていた。当時の富裕層はてん茶からの抹茶を好み、てん茶の製造は一部の人々が独占していた。庶民は緑ではない、赤黒い、味も良くない煎じ茶を飲んでいた。  そんな中、宗円はおいしい

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