業界人の生活ファッション(22)「ラ・ロシェル南青山」料理長・石井義昭さん

2000.04.03 201号 23面

◆勤務先=フランス料理「ラ・ロシェル南青山」料理長(東京都港区南青山三‐一四‐二三、03・3478・5645)

◆生年月日=昭和28年10月28日、長野県生まれ。

◆星座=蠍座

◆血液型=O型

◆身長・体重=一五六㎝、五八㎏

◆生活スタイル=6時起床。はちみつ入りヨーグルト、バナナ、カフェオレの朝食をとりながら新聞を読み、7時前に自宅を出る。途中農家に立ち寄り、8時20分ごろ出勤。帰宅は早くて11時、遅くて12時。帰宅後は、まず赤ワインを飲み、雑用を済ませ1時前に就寝。

風呂はカラスの行水程度で、ほとんどがシャワー。

◆思い出の料理=今でもある野沢菜漬けの大樽は、2月ごろになると酸っぱくなる。これを細かく刻んで粉と合わせて揚げる母親特製の天ぷら。衣のサクサク感と漬物の塩気、しっとり感は懐かしい味として今もお気に入り。

季節になると漬物が送られてくるが、代わって夫人の手料理として披露される。

◆車=自宅は駅から一〇分のため歩きだが、休日には農家巡りにチャリンコを使う。車は、家という大きな買い物をしたので当分はお預け。買う場合は、半端なものは買いたくないとか。

◆財布=現金は三万円前後。カードはJCBと先月、夫人から手渡されたデビッドカード。

◆テレビ・新聞=ニュースと洋画。特にフランス時代の思いがあるのかフランス映画を好む。

◆家族=知止子夫人。苗場プリンスホテル勤務時代、当時、観光専門学校の研修生だった知止子さんと知り合う。やさしさと飾り気のない清潔感にひかれ付き合うこと四年、生活の目途がたった二六歳で結婚を決意する。一つ違いの年上女房である。

◆酒=苗場プリンスホテルでは、全寮制だったので飲む機会が多く、時にトイレの便器を抱えることも。こうした飲む場で組織の上下関係を叩き込まれる。

◆たばこ=高校時代は陸上部のキャプテン。インターハイにも出場する期待の星だったため、成績にひびくタバコは、いっさい吸わず、今も吸わない。

◆下着=子供のころは白のブリーフだったが今は白のトランクス。

◆携帯電話=持たされているが、自分の番号もいえない。

◆感銘を受けたこと=先代「辻留」店主の著作で紹介されていた打ち水の話。

あるお客が時間を間違えて早めに到着したところ、従業員が打ち水をした後、玄関の飛び石を一つ一つ丁寧に拭いているのに出くわすくだり。

これを読み、商売はすべて、お客が玄関に入る前が勝負と深く考えさせられたという。

◆うれしかったこと=フランスで仕事を共にし、言葉、人種の違いを越え、一生の友オリビエ・ルーランジェを知り得たこと。

◆趣味=休日はできるだけ自然の中に身を置き、鳥の鳴き声、樹々のざわめきに耳をすませ、緊張感、気の集中を楽しむ。

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